プレミアリーグは5日に第36節が開催され、チェルシーはホームのスタンフォード・ブリッジでウェストハムと対戦した。
直近のリーグ戦第26節延期分のトッテナム戦を2-0で勝利した8位チェルシー。ヨーロッパリーグ(EL)出場への可能性を残し、欧州カップ戦出場権獲得へ負けられない中、中2日で9位ウェストハムとのロンドン・ダービーを迎えた。チェルシーは同試合に向けてトッテナム戦からメンバーを1人変更。4月29日に今季限りでの退団を発表したチアゴ・シウヴァが負傷から復帰し、アルフィ・ギルクリストに代わって先発に名を連ねた。
試合は序盤からチェルシーが攻勢に出る中、15分に先制点。ボックス右外でパスを受けたノニ・マドゥエケが左足でゴール前にクロス。ニコラス・ジャクソンが押し込もうとしたが、ここは相手のブロックに。それでもボックス中央にこぼれたボールをコール・パーマーがゴール左に突き刺した。
パーマーの今季リーグ戦21ゴール目で先制したチェルシーは直後、ウェストハムの反撃を受ける。左CKからジャロッド・ボーウェンに頭で合わせると、これがクロスバーに直撃。危険な場面を迎えるも難を逃れた。
するとチェルシーに追加点。30分、敵陣中央からパーマーがボックス内に鋭い縦パスを供給。これを収めようとしたマドゥエケが相手の寄せに阻まれると、右にディフレクションした浮き球をコナー・ギャラガーがダイレクトで右足を合わせ、ゴール左に蹴り込んだ。
リードを広げたチェルシーはさらに36分、ギャラガーの左CKをファーサイドでチアゴ・シウヴァが頭で合わせると、最後はゴール左前のマドゥエケがヘディングでプッシュした。前半だけで3ゴールとウェストハムを突き放す。
直後にもパーマーの右サイドでの突破からギャラガーがクロスバー直撃のシュートを打つなど、ウェストハムを押し込み続けるチェルシー。一瞬の隙からボーウェンにボレーシュートを放たれるも、クロスバーに助けられるなど、3-0で試合を折り返した。
後半に入ってもチェルシーは攻撃の手を緩めず。48分、トレヴォー・チャロバーの一本のロングボールでノニ・マドゥエケがボックス右に侵攻し、並走していたジャクソンにラストパス。ジャクソンは難なくゴールに蹴り込んで、リードを4点に広げた。
その後もウェストハムの攻撃を受ける場面があったものの、クロスバーにも救われてゴールを許さず。80分にはジャクソンがもう一点を追加し、チェルシーが5-0で大勝を収めた。
連勝のチェルシーは勝ち点を「54」に伸ばし、暫定7位浮上。EL出場圏内で1試合未消化の5位トッテナムとの勝ち点差を「6」に縮めている。
■試合結果
チェルシー 5-0 ウェストハム
■得点者
チェルシー:パーマー(15分)、ギャラガー(30分)、マドゥエケ(36分)、ジャクソン(48分、80分)
ウェストハム:なし