バイエルンのヨズア・キミッヒが、レアル・マドリー戦に向けて、意気込みを語った。スペイン『アス』が伝えた。
バイエルンはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でアーセナルを撃破し、レアル・マドリーとの準決勝を迎える。同クラブと準決勝で激突するのは、2017-18シーズン以来。当時は2戦合計スコア4-3でマドリーが上回り、決勝進出を決めた。
6年ぶりの再戦についてキミッヒは、「両チームともに今では全く違うチームなので、本当の再戦ではないね。2018年にプレーしていた選手もいるけど、6年前だよ。僕らは発展に向けて多くの時間を費やしてきたし、全く異なる2チームだよ」とコメントした。
6年前の対戦では、2試合ともにキミッヒが先制点を奪ったものの、ファーストレグ(●1-2)では逆転を許し、セカンドレグ(2-2△)では引き分けに持ち込まれた。チャンピオンズリーグでは特に異常な強さを発揮するマドリーには、キミッヒも感嘆している。
「チャンピオンズリーグでマドリーを見るたびに、彼らの素晴らしいメンタリティとクオリティを感じるんだ。才能も経験も豊富だ。特にチャンピオンズリーグの重要なゲームでそれを感じるし、この大会では彼らが特別なものを持っているんだ」
「今大会でもライプツィヒ戦でその強さが見られたね。全体的にはライプツィヒの方が優れたように見えたが、最後にはね…。2年前にも彼らは僕のゴールで2試合とも負けそうになったが、反撃してきた。そして最後にはひっくり返されたね。これはクオリティとメンタルの話で、彼らはその両方を持っているんだよ」
中盤を主戦場としながら、サイドバックでもプレーが可能なキミッヒは、ここ数か月では右サイドバックでプレーしている。マドリーとのCL準決勝でも同ポジションで先発することが見込まれている。
「右サイドバックにケガ人が出たこともあって、そこで起用された。特にチャンピオンズリーグで良い結果を出していたから、それを変えることはしないと思う。右サイドバックでプレーすることに対しては全く問題ないよ。中盤とは全然違うけど、とても楽しいんだ。数試合プレーしたことでリズムが出てきたし、楽しめているよ。僕にとっても良いことだし、チームもとても機能しているね」
決勝進出をかけた一戦では、ヴィニシウス・ジュニオールとの対峙が予想される。しかし、キミッヒ自身は強敵との対戦に心を躍らせているようだ。
「良いのか、悪いのか、右サイドバックや左サイドバックとしてプレーすると、相手チームの最高の選手と対峙することになる。ムバッペやヴィニシウスのようなね。現時点で彼らはヨーロッパ最高の選手の2人で、ヴィニシウスもムバッペのように、1vs1に強いことを知っている。だから、彼と対戦することはとても嬉しいよ」
バイエルンvsレアル・マドリーのCL準決勝は、4月30日にファーストレグ、5月9日にセカンドレグを迎える。