チェルシーは29日、DFチアゴ・シウヴァが今シーズン限りで退団することを発表した。
ミラン、パリ・サンジェルマン(PSG)などでのプレーを経て、2020年にフリートランスファーでチェルシーに加入したチアゴ・シウヴァは、加入以降、公式戦151試合に出場。2021年にはチャンピオンズリーグ(CL)制覇、翌年のクラブワールドカップ制覇に貢献。39歳となった今シーズンも、公式戦34試合4ゴールを記録するなど、ベテランとしてチームを支えてきた。
今季限りでクラブを去ることとなったチアゴ・シウヴァは、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。
「チェルシーは私にとって大きな意味がある。1年だけのつもりでクラブに来たが、結局4年も過ごした。僕だけでなく、家族にとっても大切な存在だ」
「4年間、ここでは常に全力を尽くしてきた。しかし、残念なことにすべてのものには始まり、中間、そして終わりがある。これが本当の終わりであるという意味ではない。近い将来、たとえ違う役割としてでも、ここに戻ってこられるようドアを開けたままにしておきたいと思っている」
「だが、言葉にできない愛がある。ありがとうとしか言うことができない。どんな状況でも別れを告げるのは難しいことで、相思相愛となればそれはもっと困難なことだ。しかし、一度ブルーになった僕の心は一生ブルーのままだ」
「僕は新人としてではなく、リーダーとしてこのクラブに来た。溶け込むのは常に難しいことだが、少しずつグループの一員になることができ、(フランク・)ランパードはその中で大きな役割を果たしてくれた。彼には感謝をしている」
「夢だった。間違いなく夢だった。世界最大のクラブでこれほど素晴らしいことを達成し、世界最高のタイトルの一つ、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げることができるとは、夢にも思っていなかった」
「別れは去って戻ってこない人のためにある。僕はいつかまた戻ってくるつもりだよ」
現在、退団が決定したチアゴ・シウヴァは、古巣フルミネンセへの移籍が有力視されている。ブルーズを支えてきた39歳はどのような決断を下すのだろうか。