明治安田J1リーグでは13日、第8節のセレッソ大阪vs川崎フロンターレがヨドコウ桜スタジアムで行われた。
ここまで4勝3分けと開幕からの無敗記録でクラブレコードを更新中の3位・C大阪。首位追走に向けて毎熊晟矢やレオ・セアラらを起用した。今季加入の登里享平は15年間過ごしたクラブとの古巣対決となった。
一方、今季すでに4敗を喫し、15位と低調なスタートを強いられている川崎F。前節に負傷交代したジェジエウ、U-23日本代表に招集中の高井幸大が不在のディフェンスラインには瀬川祐輔、大南拓磨、佐々木旭、橘田健人を並べてこの一戦に臨んだ。第4節、第6節と2試合連続で退場となっていたマルシーニョも先発復帰している。
試合は序盤から互いに攻勢に出る中、まずは川崎Fがチャンスを迎える。4分、左サイドで脇坂泰斗からパスを受けたマルシーニョがボックス左へスルーパス。走り込んだエリソンが左足を振りぬくが、ここはGKキム・ジンヒョンが立ちはだかった。
対するC大阪も8分、前線からのプレスで橘田のパスミスを誘発し、敵陣中央でカットしたレオ・セアラがそのままボックス内に侵攻。左足でシュートを放つが佐々木のブロックに阻まれた。
序盤を過ぎると、好調のC大阪が徐々に川崎Fを押し込み始める。23分にも毎熊から田中駿汰と柴山昌也がワンタッチでつなぎ、最後はレオ・セアラがボックス右から強烈なシュート。だが、ここはGKチョン・ソンリョンが右足で防ぐファインセーブで先制点を与えない。33分にはルーカス・フェルナンデスが柴山とのワンツーでボックス右に侵攻してクロスを供給。再びレオ・セアラが頭で合わせるも枠を捉えきれなかった。
ゴールレスで試合を折り返すと、前半と比べて両チームともにボックス内への侵攻回数が減少。そんな膠着状態の中で均衡を破ったのは、桜のエースだった。C大阪は70分、ルーカス・フェルナンデスのパスを受けたカピシャーバがボックス左からクロスを供給。ファーサイドに走り込んだレオ・セアラが頭でゴールに叩き込んだ。レオ・セアラはこれで3試合連続ゴール。C大阪は8試合連続で先制している。
先制を許した川崎Fは直後に、小林悠、山田新、ゼ・ヒカルドを投入して反撃態勢に。終盤はゼ・ヒカルドが惜しいシュートを放つなど攻勢を強めたものの、C大阪がエースのゴールを最後まで守り切った。
同時刻に行われたFC町田ゼルビアvsヴィッセル神戸では、1-2で神戸が勝利。この結果、勝ち点を18に伸ばしたC大阪が、勝ち点16の町田を上回り、首位浮上を決めている。