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敵将ペップも驚いたロドリゴ左サイド起用に…アンチェロッティも手応え「2点目は完璧だった」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、ドローで終えたマンチェスター・シティ戦での戦いに満足感を示した。UEFA公式サイトが伝えている。

レアル・マドリーは9日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグで前回王者のシティを本拠地サンティアゴ・ベルナベウに迎えた。開始早々のFKでベルナルド・シウバに不意を突かれて失点したが、それでも12分に相手のオウンゴールを誘発、14分にロドリゴがゴールを決めて逆転に成功する。その後、2失点を喫してまたも追いかける立場となったが、79分にフェデリコ・バルベルデの豪快ボレーが炸裂。マドリーが追いつき、3-3の引き分けに持ち込んだ。

試合後、アンチェロッティ監督はシティ戦を回想。「とても均衡したゲームだった。両チームともに限界まで戦い、熾烈なドローとなった。我々がプレスをかけている間は良い状態だった。素早いトランジションで主導権を握ろうと努力した」と振り返った。また、開始早々に失点を喫したが、その後の試合展開には影響しなかったことを強調している。

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「彼らは早い時間帯にゴールを奪った。あそこからシュートを打ってくるとは予想できなかったね。しかしよく反撃し、60分間素晴らしいプレーをした。それでもシティは、止めるのが難しいゴールを2つ決めたけどね。ただ、早い時間帯の失点が我々のメンタルに影響を与えたとは全く思っていない」

なお、アンチェロッティ監督はこの一戦で今季2トップの一角に入ることが多かったロドリゴを左サイドで起用。同選手は1ゴールを記録している。敵将ジョゼップ・グアルディオラ監督も驚いたと試合後に認めていたが、アンチェロッティ監督もこの采配には手応えを感じているようだ。

「そのアイデアでシティを追い込めたのかもしれないね。我々の2点目は完璧な動きだった。ヴィニシウスとロドリゴのコンビネーションは素晴らしく、彼らは多くのチャンスを生み出した」

ホームで引き分けたレアル・マドリーは、17日にシティの本拠地エティハド・スタジアムでの2ndレグを戦う。指揮官は、「当然、わずかなアドバンテージでも持ってセカンドレグを迎えたかったが、それでも今夜は多くのことに満足している。とても良い戦いができた。来週も同じように戦えれば、突破できると思っているよ」と締めくくった。

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