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東京V、U-23日本代表・山田が先制弾も今季ホーム初白星&16年ぶり連勝ならず…柏は木下弾で追いつくも3試合連続ドロー

明治安田J1リーグでは7日、第7節の東京ヴェルディvs柏レイソルが行われた。

前節、J1で5,646日ぶりの勝利を飾った東京V。今節では今シーズンのホーム初白星と16年ぶりのリーグ戦連勝を目指し、谷口栄斗、森田晃樹らに加えて、4日に発表されたAFC U-23アジアカップ2024カタールに臨むU-23日本代表に選出された山田楓喜を先発に起用した。

一方、直近3試合2分け1敗と勝利から遠ざかっている柏。4試合ぶり白星へ古賀太陽、マテウス・サヴィオらを先発のピッチに。U-23日本代表に選出された関根大輝、 細谷真大も先発メンバーに名を連ねた。

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試合は序盤、前節待望の勝利を飾ったホームの東京Vがチャンスを迎える。5分、最後方のGK松本健太にボールが渡ると、染野唯月がすかさずプレス。GK松本のフィードをブロックすると、こぼれたボールを拾った木村勇大がボックス手前からシュートを放つ。しかし、ここは急いで戻ったGK松本に弾かれて先制点とはならない。

それでも東京Vは10分、U-23日本代表に選出されたレフティが均衡を破る。GKマテウスのパントキックを右サイドのハーフウェイライン付近で受けた山田がワンタッチでジエゴをはがし、そのままボックス右に侵攻。戻ってきたジエゴをうまくブロックしながら、右足を振りぬくと、ボールはブロックを試みたGK松本に当たってゴール右上へと吸い込まれた。

山田のホーム3試合連続ゴールで先制した東京V。対する柏は攻勢を強めるものの、なかなか相手最終ラインを崩せず、思うようにチャンスを作ることができない。

追加点が欲しい東京Vは36分、山田の右CKをファーサイドで染野が折り返す。相手DFのクリアボールをゴール前の稲見哲行が左足で合わせたが、クロスバーに直撃した。

追いつきたい柏は、後半開始から熊坂光希と島村拓弥に代えて土屋巧と小屋松知哉を、71分には山田雄士に変えて木下康介を投入して反撃の糸口を掴もうとする。すると73分、細谷とのワンツーでボックス右外深い位置に抜け出したマテウス・サヴィオがクロス。これを入ったばかりの木下が頭でねじ込み、試合を振り出しに戻した。

追いつかれた東京Vは終盤にかけて攻勢を強める。92分には相手最終ラインの背後をついたボールに反応した山見大登がボックス内で右足を振り抜くも、GK松本健太のファインセーブに阻まれた。

結局、両者に決勝ゴールは生まれず、そのまま1-1で試合終了。東京Vは今シーズンのホーム初白星と16年ぶりのリーグ戦連勝を逃した。一方の柏は、3試合連続ドローで4試合未勝利となっている。

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