セルティックの日本代表FW古橋亨梧の現状について同クラブのレジェンドであるクリス・サットン氏が見解を示した。
これまでにセルティックでの公式戦120試合で67ゴールを挙げるなど絶対的な存在となってきた古橋は今季、リーグ28試合に出場して9ゴールを記録。しかし、直近のリーグ4試合中2試合で先発をはずれ、その間フル出場は一度もない状態となっている。
その大きな要因が、今冬にノリッジからレンタルで加入した23歳のアイルランド代表FWアダム・アイダの存在。長身のストライカーは直近の4試合で5ゴールを記録するなど、好調を維持している。
サットン氏は『Daily record』のコラムで、「最前線の人選は興味深い。アイダがもたらした影響力には驚きを隠せない。彼はブレンダン・ロジャーズの信頼に結果で応えている。アイダが最前線にいれば、ボックス内にアーリークロスを放り込むだけでも価値がある」とアイダを高評価。古橋の存在をリスペクトしつつも、以下のように話した。
「そのことが亨梧にとって何を意味するのかはわからない。今シーズンの彼に何が起こったのかを整理することはできていないが、彼がベンチにとどまれば、来月のレンジャーズ戦は非常に興味深いことになる」
「亨梧はビッグゲームに相応しい選手であることを示してきたし、長きにわたってレンジャーズの脅威となってきた。レンジャーズ戦で彼をはずすことは考えにくいが、アイダの今の調子を考えればロジャーズ監督には選択の余地がなくなるかもしれない」
ポジション争いを強いられる古橋は改めて自身の価値を証明していくことができるか。まずは3日に行われるスコティッシュ・プレミアシップ第29節、敵地でのハーツ戦のパフォーマンスに注目が集まる。



