明治安田生命J1リーグ第32節の横浜F・マリノス対セレッソ大阪が12日に日産スタジアムで開催された。
残り3試合の状況で、首位のヴィッセル神戸を勝ち点2差で追う2位の横浜FMと、6位のC大阪が相まみえた。
試合は序盤からホームの横浜FMが優勢に進める。西村拓真と松原健のシュートがクロスバーに阻まれるなど、なかなかゴールを割れなかった横浜FMだが、41分に先制。ヤン・マテウスがボックス左角から入れたクロスをボックス右のエウベルが頭で折り返す。GKの頭上を越えてファーサイドに流れたボールを、走り込んでいたヤン・マテウスが押し込んで横浜FMが先手を取る。
これで勢いに乗った横浜FMは、前半アディショナルタイムにも追加点。相手の縦パスをカットした角田涼太朗が自陣から鋭い縦パスを入れる。バイタルエリアでボールを受けたアンデルソン・ロペスが溜めをつくると、最後はボックス左でパスを受けたエウベルがダイレクトシュートを流し込み、2-0とした。
迎えた後半はビハインドのC大阪が力強い入りを見せるが、ここを耐えた横浜FMは59分に決定機。左サイドのエウベルが入れたクロスに正面で合わせたアンデルソン・ロペスがボレー。鋭いシュートを枠に飛ばしたが、これはGKキム・ジンヒョンのファインセーブに阻まれる。
その後、終盤はC大阪がリスクを冒して攻めたものの、横浜FMも集中を切らさずにシャットアウト。リーグ3連勝で逆転優勝へ望みをつないだ。