フォルトゥナ・デュッセルドルフの田中碧が、ドローに終わったハノーファー戦を振り返った。
首位に立つデュッセルドルフは24日、2.ブンデスリーガ第7節でハノーファーと対戦した。試合は立ち上がりから動く。7分、スルーパスに反応したセドリック・トイヒャートが冷静に左足のシュートを沈め、敵地に乗り込んだハノーファーが先制点を奪取した。
ただ、直近の試合で多くのゴールを奪うなど好調なデュッセルドルフは、後半に入り58分に自身が得たPKをクリストフ・ツォリスが決め切り、試合を振り出しに戻すことに成功。その後、猛攻を仕掛けるデュッセルドルフは、77分に田中碧を投入してさらに前への圧力を強めていった。しかし、田中が終盤に迎えたチャンスはシュートにつなげられず。最後まで勝ち越しゴールを奪えずドロー決着となった。
試合後、短い出場時間ながら確かな存在感を示した田中は、「今日は決められれば勝てていた。今日はそれだけです」と悔しさを口に。今夏の移籍市場で残留が決まって以降、なかなかチャンスを得られていない現状については「限られた時間でやれることをやるしかない。スタメンで出た時に今やっているものを出すことはできると思うので、こういう時もあると受け入れつつ、頑張るしかない」と語り、今は我慢の時期であると語った。
今季はまだゴールもないとあって、「早めにちょっと点を取りたいなと。いつも結構遅いので、早めに点を取りたいと思ってやっています」と語った田中。次節は敵地で強敵となるハンブルクとの試合が待ち受けるが、「次が大事。頑張ります」と勝利を誓っていた。




