日本サッカー協会(JFA)は2日、今月20日から韓国で開催される韓国で開催されるFIFA U-20 ワールドカップ韓国2017に臨むU-20日本代表メンバーを発表した。
15歳ながら飛び級で本大会のメンバーに選ばれたFW久保建英(FC東京U-18)は、「正直、素直に嬉しい」と率直な一言。久保自身は予選であるAFC U-19選手権2016に参加していない中で、後からチームに加わる形となったが、練習参加を重ねるごとにコミュニケーションを取れるようになり、自信がついたという。
チームにおける自身の役割については「攻撃のところでは『自由にやっていいよ』と言われている。自分の武器だと思っているドリブルや、スペースをうまく使って何かを生み出すというところは見てほしい」と自らの武器を前面に出したいという気構えだ。
メディアではメンバー選出が有力視されていたものの、「正直、(選ばれる)確信というのはまったくなかった」という久保。同じく大会メンバーに選ばれたFW小川航基(ジュビロ磐田)、FW岩崎悠人(京都サンガF.C.)やMF堂安律(ガンバ大阪)がJリーグで結果を残していたことで、「(みんな)調子を上げていたので、正直に言って、自分はこれでは足りないんじゃないか」という不安もあったが、そういった状況での選出に「ホッとしています」と胸をなでおろした。
本大会では、アフリカ予選・得点王のFWルーザー・シン(ブラガB)が中心となる南アフリカ、若手注目株のMFロドリゴ・ベンタンクール(ボカ・ジュニアーズ→ユヴェントス)を擁する南米王者のウルグアイ、欧州を2位で通過したイタリアと対戦するが、「正直、どこと対戦したいというよりは、3カ国としっかり対戦して、しっかりと勝ちを拾っていきたい」と、あくまで一戦一戦、勝ちにこだわると話す。また、チームとしての目標は「(グループステージ)突破はマストではないですけど、突破して、決勝トーナメントの上にいきたい」と上位進出を目指す。
大会に向けて臨んだアルゼンチン遠征やドイツ遠征では改めて「リーチの長さとかを痛感した」というが、「サイズが小さい分、敏捷性は自分のほうが相手よりあるし、スピードやフィジカルは(相手が)上ですけど、自分も彼らと互角以上に戦えるものがある」と確かな手応えも感じた。「どのようなゴールでも1点は1点なので、泥臭いゴールでも、形を問わず、貪欲にゴールを狙っていきたい」と結果を残す決意を力強く語った。
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