残すところ5節となった明治安田生命J1リーグは、11月1日から3日にかけて第30節の9試合が行われる。1日に公開されたDAZN(ダゾーン)『Jリーグプレビューショー』では、元日本代表の播戸竜二氏、永井雄一郎氏、加地亮氏と、黄金世代の3人が残り5試合となったJ1優勝争いを展望している。
上位3チームのうち播戸氏が優勝に推すのが、首位の鹿島アントラーズに勝ち点1差で追う横浜F・マリノスだ。今回は好調を維持する横浜FMから、優勝のカギを握る主力3人に、播戸さんが直撃した模様をお届けする。
■遠藤は仲川の代わりではない
©J.LEAGUE29試合を消化して首位と勝ち点1差の3位につける横浜FMが好調だ。8月24日の24節・名古屋グランパス戦から5勝1分と負け無しを記録。勝利した試合はすべて複数得点を奪うなど、3シーズン目を迎えたアンジェ・ポステコグルー監督のもと、攻撃的サッカーを展開している。
そんな横浜FMのサッカーについて「選手たちも、見ている人たちも楽しいサッカーをしようというのがあると思いますね」と播戸氏。「勝っているのもあって雰囲気がすごくいい。優勝へ向けたプレッシャーというのも、今のところは感じているようには見えない」という印象を口にした。
今回のプレビューショーで、横浜FMを直撃取材した播戸氏が、まず話を聞いたのは、左ウイングを主戦場とする遠藤渓太だ。鋭いドリブルが売りの東京五輪世代のアタッカーは「優勝を狙えると思っています。でもそんなに簡単じゃないと思っているので、1試合1試合集中して、やっていければいい」と話す。
今季の自身のパフォーマンスについては「アシストはわりとできているかなと思っていますけど、この世界で評価されるのは得点。出ている試合数に対してゴールの数が足りないと思っているので、残り5試合でどれだけ点を取れるか。そこは自分にとってもチームにとっても大事」であることを強調した。
前節の湘南ベルマーレ戦では、攻撃の要である仲川輝人が負傷交代を余儀なくされ、今節・サガン鳥栖戦の出場が微妙な情勢となっている。そんななか同じアタッカーの遠藤にかかる期待は大きくなるが、本人はあくまで自分のプレーを貫く構えだ。
「自分がその穴を埋めるというよりも、自分なりのプレーができればいいと思っています。(仲川)テルくんの代わりになろうとは思っていないですし、自分のプレーをしっかりやるだけです」
■GK朴一圭に自信をもたらす琉球での優勝経験
©DAZN続いて播戸さんが話を聞いたのは、J1得点ランクのトップに立つマルコス・ジュニオール。今季加入したブラジル出身のストライカーは、チームの命運を左右する存在と言っても過言ではない。
「ブラジルでは目が血走るくらいの強い気持ちとハングリー精神で、試合に入れと言われているので、それくらいの強い気持ちを持って残り5試合を戦わないといけないと思います」
そう話すマルコス・ジュニオールには、得点王という個人タイトルもかかっている。しかし、本人はあくまでチームのために戦うことを約束した。
「正直、そこはあまり気にしていないんです。タイトルのために1試合1試合戦った結果、最後に得点王がついてきたら嬉しいですね」
そして播戸さんが最後に直撃したのはGKの朴一圭。昨季はFC琉球でチームメイトだった間柄だ。
朴は新加入ながら守護神の座を掴み、その高い足元の技術を生かして、横浜FMの攻撃スタイルを最後方から支えている。朴はポステコグルー監督から、2つのポイントを要求されているという。
「一番大きいのは相手の裏への飛び出しですね。ハイラインなので、そこのスペースをカバーしてくれと。あとはリスタートを早くすること。うちはゴールキックでもセットして蹴るんじゃなくて早くつながないといけない。後ろがもたもたしちゃうと、どうしてもテンポが出ないので、なるべくそこのテンポを早くしてくれと。このふたつは口酸っぱく言われています」
優勝争いの渦中にあるなか、朴は決して重圧を感じていない。それは昨季、琉球でJ3優勝を経験したことが大きいという。
「去年一緒にバン(播戸)さんと優勝した感覚を覚えているので、どういう精神状態で残りの5試合を戦っていけばいいのかというのは心得ているつもりです。あまり不安がないというか、しっかりやっていければ結果は付いてくると思います」
勢いに乗る横浜FMは、2004年以来15シーズンぶりにJ1制覇を成し遂げることができるのか。2日に行われる鳥栖戦は、この3人のパフォーマンスに注目が集まる。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

