日本代表は24日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア代表戦に向けて当日の会場となる埼玉スタジアム2002で前日会見を開いた。
20日のバーレーン代表戦も勝ち切り、史上最速でW杯出場を決めた日本。今後はこのサウジアラビア戦を含め、本大会でのグループステージ組み合わせを左右するポット分けも睨み、これまでと同様に結果を追い求めつつ、チーム力にさらなる磨きをかけるフェーズに入る。
森保一監督は「W杯の出場を決めたが、ホームでの戦いだし、我々は公式戦も、親善試合も関係なく、目の前の一戦で勝利のために全力を尽くしてやってきた。明日もチーム一丸となって、選手にまた新たなチャレンジをしてもらいながら、サポーターのみなさんと喜びを分かち合えるように戦っていきたい」と必勝を期す。
主将のMF遠藤航も「W杯の出場権獲得が決まったけど、明日の試合からまた新たなスタートになる。ホームで対戦できるし、ファンのみなさんに勝利を届けたいという思いが強い。チームとしてはしっかりといい準備をしてきているなかで、またみなさんに勝利を届けられるように頑張りたい」と意気込みを語っている。
サウジアラビア戦の先発は守田英正と上田綺世の負傷離脱を受けて先のバーレーン戦から変更が生じ、指揮官も「2人以上、コンディション等々も含めて変えるのは間違いなくしていく」と明言。その上で、「勝利を目指すという部分は変わらず、結果を求めて戦いたい」と改めて結果を求め、チーム力アップも目指した。
サウジアラビアは7試合で2勝3分け2敗の勝ち点9で3位につけ、2位のオーストラリア代表を1ポイント差で追走。森保監督は「アジアでもトップの強さがあるチームだと思う。フィジカルの部分も、ボールを動かすテクニックの部分も、アジアトップの力はある」と警戒。遠藤も「僕の意見も同じで、すごくいいチーム」と同調した。
また、森保監督は「W杯にストレートで出れるかどうかという厳しい争い、土俵際にいるという強いメンタリティで明日の試合に臨んでいくると思う」とし、「今日の練習、試合までにも、勝利するためにできるすべての準備をした上で、ホームで勝つという気持ちで試合に臨みたい」と述べている。
なお、前日練習に臨んだ日本はDF長友佑都が別メニュー調整。MF三笘薫はコンディション不良でホテルに残り、療養している。



