ミランのレジェンド、ジェンナーロ・ガットゥーゾ氏がミランの下部組織「プリマヴェーラ」の監督に就任することが25日、『Goal』の取材により明らかになった。
ガットゥーゾは1999年から2012年までミランに在籍し、ミランでチャンピオンズリーグを制覇するなど黄金期を支えた1人だ。2015-16シーズンからはセリエBピサの指揮官に就任したが、今シーズンは21位に終わり来シーズンのレーガ・プロへ(イタリア3部)の降格が決定していた。このため20日には、地元紙『イル・ティレーノ』に寄稿し、サポーターに別れの挨拶を告げていた。
ガットゥーゾは25日午後、カーザ・ミランを訪れて契約のサインへ向けて詰めの交渉を行った。またマルコ・ファッソーネCEOおよびトップチームの指揮官であるヴィンチェンツォ・モンテッラと面会し、来シーズンに向けての話し合いも行った。公式発表は近日中に行われるとみられる。
なおガットゥーゾは、『プレミアム・スポーツ』のインタビューでオファーの詳細について明かしたほか、意気込みも語っている。
「オファーは3週間前に届いた。(マッシミリアーノ)ミラベッリとファッソーネと話し合いをした。これまで3回面談して、十分に検討した。これが自分にとって正しい選択であり、決して後戻りではない。偉大なクラブへの返り咲きを狙う輝かしいクラブへと自分は帰るんだ」
「若手を指導することになる。チームの一員としての意識を浸透させ、チームを良くしていきたい。ピサでの2年間で多くの若手を成長させてきて、やりがいを感じた。若手には厳しくなりすぎないよう言葉に注意する必要がある。トップチームと同じフォーメーションでプレーする必要がある。モンテッラのアドバイスを聞いていきたい。知識の豊富な監督で彼からは教わることしかない。始めるのが楽しみだ」


