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『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』が1月27日発売(飯尾篤史著)

中村俊輔、中村憲剛、大久保嘉人、佐藤寿人、阿部勇樹、槙野智章……。

日本を代表するサッカー選手たちは、いかにしてそのキャリアを積み重ねてきたのか? 多種多様な経験、挫折、歓喜を味わってきた中で、すべての選手に共通していることがあるとすれば「キャリアを左右する分岐点がどこかしらにあった」ということだ。

その知られざるストーリーを、日本サッカーの最前線で取材を続けるサッカーライター飯尾篤史氏が解き明かす著書『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』が1月27日に発売となった。

一流Jリーガーたちはいつ“黄金の1年”を過ごし、どのように現在へと続く物語を紡いできたのか。彼らが秘めた思い、経験、苦悩、そして感動が、今明かされる。

■『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』「はじめに」より

それぞれの人生に、それぞれのターニングポイントがある。

本書の元になっているのは、『サッカーダイジェスト』で16年4月28日号から17年9月28日号まで連載したノンフィクションストーリー「My “Golden” Season 〜あの“シーズン”があったからこそ今がある〜」である。

それが、栄光に満ちたシーズンであれ、挫折にまみれた苦いシーズンであれ、振り返ってみれば、キャリアにおいて大きな意味を持つ――そんな輝きを放つシーズンを、どのような状況で迎え、どう過ごし、それがどのように現在に繋がっているのか。選手の言葉から、そのプロセスをたどることで、プロサッカー選手の生き方を描きたいと思った。

多くの選手たちにとって、その“黄金のシーズン”は低迷していたり、スランプに陥っていたり、不遇の時代であることが多かった。そこで歯を食いしばって壁を乗り越えたからこそ今があるわけだが、逆に言えばそれは、人に見せたくない、語りなくない時期でもあるわけだ。

一見、素晴らしいシーズンを描いた回においても、その前後に見舞われた不遇に触れないわけにはいかず、したがって順風満帆なサクセスストーリーはひとつもない。

描き下ろしである「2004年の田中隼磨」「2005年の大久保嘉人」「2005年の橋本英郎」の3篇を除く16作品は、すでに『サッカーダイジェスト』に掲載され、一部はウェブでも公開されている。

しかし、連載時はランダムだった人選を、時系列に並べて編み直すことで、まったく異なる印象の物語が浮かび上がると信じている。

一つひとつ独立したストーリーが交錯し、この時代の日本サッカーの歩みを映し込んだひとつの大きな物語になる。オムニバスとしても楽しめるが、2002年から2013年の日本サッカー界で起こった出来事を思い出しながら、楽しんでもらえると嬉しい。(『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』「はじめに」より転載)

■著者プロフィール

飯尾篤史/Atsushi Iio

1975年生まれ、東京都出身。明治大学を卒業後、日本スポーツ企画出版社に勤務し、『週刊サッカーダイジェスト』の記者を務める。2012年からフリーランスに転身し、ワールドカップをはじめ、国内外のサッカーシーンを中心に精力的な取材活動を続けている。著書に『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』、城福浩『Jリーグサッカー監督 プロフェッショナルの思考法』などがある。

■『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』概要

定価:1500円+税
発行:ソル・メディア
発行日:2018年1月25日
仕様:四六判/並製/280頁
ISBN:978-4-905349-36-5

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