■J1第21節 神戸 1-2 鹿島
神戸:渡部(49分)
鹿島:金崎(69、86分)
明治安田生命J1リーグ第21節が9日に行われ、ノエビアスタジアム神戸ではヴィッセル神戸と鹿島アントラーズが対戦した。試合は鹿島が2-1で勝利。3連勝で前節・暫定首位のセレッソ大阪をかわし、首位に浮上した。
10位のヴィッセル神戸は前節の柏レイソル戦を1-3で落とし、3試合ぶりの黒星を喫した。新加入のドイツ代表FWルーカス・ポドルスキも2試合連続ゴールとはならず、チームとしてもフラストレーションが溜まる結果となった。一方、2位の鹿島はベガルタ仙台に2-0の快勝。濃霧の中で行われた一戦を制し、暫定首位のC大阪を追走している。中3日で行われた今節で、神戸は中盤3名を変更。負傷から復帰したMF藤田直之、MF高橋秀人、FW小川慶治朗が先発入りしたほか、ポドルスキが3試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた。一方、鹿島はMF小笠原満男が累積警告で出場停止。DF山本脩斗、MFレオ・シルバ、MFレアンドロがスタメンに入った。
鹿島は12分、ペナルティエリア手前でFKを獲得。レオ・シルバがシュートを放ったが、GKキム・スンギュがセーブした。
一方、ホームの神戸もポドルスキを中心にゴールへ迫る。15分、右サイドを突破した藤谷壮が低く鋭いクロスを供給。ポドルスキが一度ブロックされたボールを拾ってシュートまで持ち込んだが、GK曽ヶ端準が触ったボールは右ポストに当って枠を外れた。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半立ち上がりにスコアが動く。49分、神戸がポドルスキからチャンスを作り、CKを獲得する。キッカーの藤田がクロスを入れると、ニアの渡部博文が打点の高いヘディングシュートを叩き込み、神戸が先制に成功した。
鹿島は57分に土居聖真を下げて鈴木優磨を投入する。すると、69分に鹿島が同点に追いつく。鈴木が左サイドからクロスを入れると、これを中村充孝が落とし、金崎夢生がワンタッチでシュートを沈めた。
神戸は71分に大森晃太郎を下げて松下佳貴を、76分にポドルスキを下げてハーフナー・マイクを投入する。一方、鹿島は74分に中村に代え、安部裕葵をピッチに送り込んだ。
試合は1-1のまま終盤に突入すると、遂に勝ち越しのゴールが生まれる。86分、鹿島はレアンドロが前線へスルーパスを送ると、最終ラインの裏に抜け出した金崎がGKをかわし、無人のゴールに流し込んだ。このまま鹿島が2-1で神戸に逆転勝利。3連勝でC大阪をかわし、首位に浮上した。
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