鹿島アントラーズの鬼木達監督が、川崎フロンターレ戦を振り返った。
鹿島は11日、明治安田J1リーグ第16節で川崎Fと国立競技場で激突。鬼木監督にとっては昨季まで指揮し、7つものタイトルをもたらした古巣との一戦だったが、試合は立ち上がりにセットプレーから失点する展開に。その後も何度も危険な場面を作られるが、これを耐え凌ぐと、前半終盤に船橋佑が値千金の同点ゴールを奪い、65分に田川亨介がゴールを奪って、2-1での逆転勝利を収めた。
試合後の会見に出席した鬼木監督は、まず国立決戦の雰囲気を称賛。「チームのサポーターが非常に良い雰囲気を作ってくださって、やっぱり選手はこういった中で戦えるっていうのは非常に幸せだと思いますし、こういうゲームが多くあればいいなと心から思いました」とファン・サポーターに感謝を告げた。
8年間の指揮を執った古巣・川崎Fとの一戦については、「試合中はいつもと変わらないです。勝つことだけを求めてやっていました」と私情は挟まず。「最終的には、川崎Fというよりも、相手として戦えたことも自分自身の中で良かったのかなと思います。変な感情の中でやるのではなく、選手たちと一緒に目の前の相手を倒すことに集中できたのは嬉しく思います」としながらも「ただ、(試合が)終われば、いろいろな思いはあります」と心境を明かした。
この一戦では鈴木優磨が2アシストで逆転勝利に貢献。同選手への評価について問われると、「(鈴木)優磨に関しては、今こういう怪我人が多い状況で、本人の特徴をどこで出せるのかというのはありますけど、それでもチームのために、多分一番いろいろなところをやっていると思います」とチーム事情により複数ポジションでプレーせざるを得ないエースを気遣う。
その中で「彼の自分のことよりもチームが勝つことを優先する姿勢には敬意を表したい」と称賛。「そういうものがこういうビッグマッチでチャンスが巡ってきてああいう形になっていると思います。勝利に対する執念が現れる選手がこういうところで結果を残せるんだなと思いました」と感心し、「これを継続していってほしい」とさらなる期待を寄せた。
川崎Fとの国立決戦を制し、これでリーグ戦6連勝を達成した首位の鹿島。その要因について、「全員が試合に出て結果を残してやろう、チームのために戦おうという姿勢がありましたし、あとは練習に取り組む姿勢ですね。全体練習もそうですけど、終わった後も個人個人が自分を伸ばすことにしっかりと目を向けてやっている、自分に矢印を向けてやっている」とチームの姿勢が今の結果につながっていると語った。

