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EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ

鮮烈ハットにも小川航基は「やれなかったところ」から目を背けない。韓国の地で復活ロードを歩む

12:00 JST 2019/12/17
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 EAFF・E-1サッカー選手権2019(韓国・釜山)に出場する日本代表は16日午後、釜山市内で練習を行った。14日に行われた大会第2戦・香港戦(5○0)で先発した選手のうち、途中交代した田中碧(川崎フロンターレ)以外の10人はこの日も軽めの調整になった。一方、10日の中国戦(2○1)で先発した選手たちは3-4-2-1の布陣を組んだ戦術練習を実施。左ふくらはぎを痛めチームを離脱した橋本拳人(FC東京)が抜けたボランチの一角には、田中碧が入った。

 第3戦の韓国戦前日となる17日の練習は冒頭15分のみの公開の予定。そこで本番に向けたメンバーを組み、実戦形式のトレーニングが行われる見込みだ。

■「ハットの話題性がどうとかではなく…」

 終始朗らかなムードでジョギングしていた、香港戦に先発したメンバーたち。その中で、代表初得点を含むハットトリックを記録した小川航基(水戸ホーリーホック)も、にこやかな笑顔が印象的だった。

 ジュビロ磐田で挙げたプロ初ゴールの試合(2017年ルヴァンカップ・グループステージ第3節FC東京戦)でも、ハットトリックを記録していた。香港戦直後は「点を取れてホッとした」と話したが、この日はしっかり気を引き締めていた。

「ここで一喜一憂することなくいきたい。3得点したからといって、何かが変わるわけではない。相手(香港)の実力もあったし、変な自信をつけてはいけない。ハットトリックという話題性がどうとかではなく、もっと強い相手にも点を取らないといけないと思う」

 過信する様子は毛頭ない。いつも話を振られれば、冷静に言葉を展開できるクレバーさがある。もちろん勘違いとは程遠い人間性だが、ただFWとしてれっきとした結果を出した事実には、しっかり胸を張る。

「僕の中では(3点とも)良かったゴールだった。最初のミドルシュートもあったし、2点目のトゥキックで決めたのも自分の持ち味。3点目のヘディングもただ来たボールに反応したのではなく、しっかり意図的に首を振らないで決められた得点だった」

■2年前に韓国の地で大怪我


 今大会は3-4-2-1の1トップの位置を、同世代の上田綺世(鹿島アントラーズ)と争う。来年の東京五輪代表入りを見据えた上でもライバル。さらに中国戦では2シャドーの位置で出場した鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)もチームでは1トップでプレーする。迫る韓国戦。誰が抜擢されるかは注目だ。

 小川は森保ジャパンの1トップを務める上で、大切な要素を見失っていない。

「頂点の1トップ。そこが機能しないと(この布陣は)チームとして点が取れない。味方に点を取らせるために体も張らないといけない。でも僕はそれができる自信もある。香港戦ではやれたところも、やれなかったところもある。ボールを全部失わないようなポストワークをしないといけなかったけど、僕の技量不足や判断が遅かったところもあった」

 この日、五輪世代の選手たちは宿舎でそれぞれ個人面談を行った。小川は森保一監督、横内昭展コーチからも指摘を受けたという。

「もう少しこの位置にいてほしいとか、細かいことを言ってもらえた。僕が意図的にやっていたところとバランスを取りながらやりたい」

 韓国の地は小川と因縁深い。2年前の2017年に行われたU-20W杯韓国大会。堂安律(PSV)や飛び級で招集された久保建英(マジョルカ)がいたなか、小川はチームのエースとして出場した。しかし、大会2戦目で左ひざの前十字じん帯断裂および半月板損傷の大怪我を負い、大会を離脱。その後のシーズンも棒に振った。

 自身のサッカー人生も左右しかねない出来事。そこから小川は這い上がり、いまA代表の舞台に立つ。

「悔しい思いがあった。この韓国の地で輝くことができるか。自分にとっては『そういえば今回も韓国だな』というぐらいだったけど、でも周りからは(過去を)払拭したと思われるようにしたい」

 五輪世代のエース候補として台頭してきた自負がある。ひしめくライバルを押さえて、堂々と先頭に――。小川が復活ロードを歩む。

取材・文=西川結城

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