ロシア・ワールドカップから1年2カ月。ベルギーに阻まれた8強の壁を超えるべく、10日に行われるカタールW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(ヤンゴン)から、日本代表の新たな挑戦がいよいよ幕を開ける。
■内容よりも結果
「夢の大舞台への予選。選手にはプレッシャーがかかるでしょうが、思い切って幸せな気持ちを持って楽しんでもらえればいいと思います」
前日会見で森保一監督はそう言って平常心で初戦に臨むことを強調したが、過去を振り返れば、決して楽な初戦などないということは明らかだ。
2014年ブラジル大会2次予選では、北朝鮮相手に後半アディショナルタイムまでゴールを割れず、終盤の吉田麻也のヘッドで辛うじて白星をつかむ苦しい戦いを強いられた。
また、ロシアの時もシンガポール相手にスコアレスドローと大苦戦が続いた。4度目の予選に挑む長友佑都(ガラタサライ)が「過去の失敗を繰り返さないように」と語るように、とにかくいい入りを心掛けることが、好スタートを切る重要なポイントとなる。
とはいえ、現地は雨季真っ只中。連日のスコールでピッチ条件は最悪だ。試合中に豪雨が降る可能性も高いだけに、環境適応には細心の注意を払う必要がある。日本のストロングポイントである連携での崩し、いわゆる“つなぐ”スタイルは、劣悪なピッチでは上手く機能しない可能性も無きにしもあらず。バリエーションを広げる必要があると長友も話す。
「芝の状態を含めてどういうサッカーをするのか。つなぐだけではなく割り切ってロングボールや早めのクロスを入れるとか、幅を広げてやらないと難しい」
最終ラインを統率する吉田麻也(サウサンプトン)は「見る人には淡泊な試合になるかもしれないが、極力リスクを背負わずにやる」と話していたが、今回、彼らが追い求めるのは「いい内容」より「いい結果」。そこに徹することが何よりも求められる。
■綺麗に崩すより泥臭く
©Goal失敗できない一戦ということで、森保監督も5日のパラグアイ戦(カシマ)のスタメンを軸に戦う見通しだ。2-0で勝利したこの試合では、1トップの大迫勇也(ブレーメン)と堂安律(PSV)、南野拓実(ザルツブルク)、中島翔哉(ポルト)の2列目トリオが高度な連動性と躍動感を見せ、大迫と南野がゴールを叩き出している。
このカルテットをベースとして、いち早く先制点を奪いたいところ。ただ、前述の通り、劣悪な環境下でのゲームとなるため、そう簡単にはいかないこともあり得る。
「ゴール前で綺麗に崩すより、時間帯によってはロングボールで行く展開も出てくると思う。そういうなかで『ガチャガチャ』となった時に点を取れたりする。それが経験上、起こり得る1つのパターン」
南野がそう言ってイメージを膨らませるように、華麗な崩しに固執せず、泥臭くゴールを目指す姿勢も必要となってくる。もちろん、大迫という絶対的エースの傑出した得点力は日本の生命線と言っていいが、周囲にいる南野や中島らがどう泥臭くゴールに絡むのか。そこもこれから長い戦いに挑む森保ジャパンにとっては不可欠な要素となる。
■久保の起用法は?

過去2大会で得点源だった本田圭佑、岡崎慎司(ウエスカ)、香川真司(サラゴサ)の3枚看板がいなくなったいま、新世代から“確実に点style="width: 100%;" />を取れる存在”が出てくるかどうかは、今後のチームにとって大きな意味を持つ。
その担い手になるのは果たして誰なのか。目下、好調の南野を筆頭に、スタメンの2列目トリオへの期待は少なくない。
また、膠着状態に陥った場合でも、南野、堂安、中島とタイプの違う久保建英(マジョルカ)や伊東純也(ヘンク)、原口元気(ハノーファー)らが、ジョーカー的存在で控える。とりわけ、中央でも右でもプレーできる久保は、パラグアイ戦でも多くの見せ場を作った。局面打開、フィニッシュだけでなく、直接FKも狙える万能性の高さは魅力的。平均身長の低いミャンマーには、リスタート攻撃が非常に有効で、久保のプレースキックは1つの武器となりそうだ。
加えて言うと、彼は今回の試合会場で3月にプレーしたばかり。昨年10月のAFC・U-19選手権のインドネシア戦(ジャカルタ)でもスコールのなかで大活躍していて、過酷なアジアにはめっぽう強い。
「自分はアジアで多くの経験を積ませてもらっているんで心配ない」
自信をのぞかせる18歳に代表史上最年少ゴールが生まれれば、チームはさらに勢いづくはず。久保らの起用を含め、“攻めのアプローチ”を見せることができるか。日本代表の、カタールへの長く険しい航海がいよいよ始まる。
文=元川悦子
▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
● DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
● 【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
● 【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
● Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

