日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、サウジアラビア戦を前に良い環境を用意して待ち構えた相手国に感謝している。
日本はロシア・ワールドカップアジア最終予選最終戦でサウジアラビアと対戦する。日本は直近のオーストラリア戦に勝利したことで本大会出場を決めたが、サウジアラビアにとっては日本戦が重要な一戦となる。ハリルホジッチはサウジアラビアに感謝の言葉を述べつつ、好ゲームになることを期待した。
「試合のことについて考えると、良い試合になるでしょう。2つのチームともに美しいチームだと思います。もちろんサウジアラビアはプレッシャーを感じている。勝たなければいけないから。ただ、我々も勝つトライをしに来ました。そしてスタジアムは満員になるでしょう。美しいピッチも用意してくれています。おそらく少し暑さは残るでしょうが、良い試合を期待していいかなと思います」
また、改めてオーストラリア戦で優れたパフォーマンスを見せた選手たちを称賛している。
「オーストラリア戦後も選手を祝福したが、彼らがグランド上でフィジカルコンタクト、団結心を見せたことは本当に誇りに思います。こんなに短い時間で攻撃も守備も私の要求通りやってくれました。この気持ちを続けて、自分自身を超え、明日も同じことを繰り返せば、サウジにとって難しい試合になるでしょう」
最終戦を前に香川真司、長谷部誠といったコンディションに不安を抱える選手が離脱。指揮官はパフォーマンスの良い選手を起用すると明言した。記者からオーストラリア戦で登場していない新たに現れる選手はいるかという質問にはこう答える。
「この試合は特別なというか、すでに成功した後の試合になるわけですが、オーストラリア戦の後、何人かの選手は非常に良いパフォーマンスを披露していました。選手を決めたわけではないが、オーストラリア戦ではあれだけのパフォーマンスをしました。朝も話したが絶対に気を緩めるなと、さらに高い気持ちを持ってプレーするぞと伝えました」
具体的なメンバー選考については言及を避けたハリルホジッチ。浅野拓磨や井手口陽介に続く新たなスター候補は現れるのだろうか。