■ブンデス第8節 ドルトムント 2-3 RBライプツィヒ
ドルトムント:オーバメヤン(4分、64分PK)RBライプツィヒ:ザビツァー(10分)、ポウルセン(25分)、オーギュスタン(49分PK)
現地時間14日、ドイツ・ブンデスリーガ第8節が行われ、香川真司の所属するドルトムントはホームにRBライプツィヒを迎え、2-3で今シーズン初黒星を喫した。ベンチスタートとなった香川は出場機会がなかった。
首位を走るドルトムントと、昨シーズン2位となったRBライプツィヒ。絶対王者バイエルンが低迷する今シーズン、優勝を狙う力を持った両チームの一戦は、開始早々に試合が動く。
4分、ピエール=エメリク・オーバメヤンが最前線でシュテファン・イルザンカーからボールを奪うと、そのままエリア内に侵入。ゴール右隅にシュートを沈め、あっという間にドルトムントが先制する。
RBライプツィヒもすぐに追いつく。10分、古巣対決となったケヴィン・カンプルのFKをペナルティーエリア内左のマルセル・ハルステンベルグが頭で折り返し、最後はマルセル・ザビツァーがGKロマン・ビュルキに競り勝って試合を振り出しに戻した。
スコアと同じく一進一退の攻防が続く中、ドルトムントは12分、アンドリー・ヤルモレンコのスルーパスにオーバメヤンが抜け出す絶好機を得るも、シュートはGKペテル・グラーチが体に当ててブロックする。
RBライプツィヒも25分に絶好機。左サイドでボールを受けたブルマが縦に仕掛けてイェレミー・トルジャンをかわして深くえぐると、飛び出したGKビュルキの股を抜くパスを通す。これをソクラティス・パパスタソプーロスのマークを受けながらユスフ・ポウルセンが押し込んでRBライプツィヒが逆転に成功する。
リードを許して後半を迎えたドルトムントはトルジャンに代えてクリスティアン・プリシッチ、ヌリ・シャヒンに代えてユリアン・ヴァイグルとハーフタイムに2枚替えを敢行する。一方のRBライプツィヒも、ナビ・ケイタに代えてディエゴ・デンメを投入した。
すると開始わずか2分、ドリブルでエリア内に侵入したジャン=ケヴィン・オーギュスタンをパパスタソプーロスが後ろから倒してしまいPKを献上するとともに、レッドカードを提示されて一発退場。このPKをオーギュスタンが右隅に決め、RBライプツィヒが数的優位を得るとともに3-1とリードを広げる。
センターバックが1枚欠けたドルトムントはマキシミリアン・フィリップに代えてマルク・バルトラを投入し、交代枠を使い切る。これにより香川の出場機会はなくなってしまった。
10人になり、2点を追いかけるドルトムントは苦しい状況となったが、56分にカウンターから抜け出そうとしたオーバメヤンをイルザンカーが倒して2枚目のイエローカードにより退場。10人対10人の戦いとなる。
活力を取り戻したドルトムントは62分、オーバメヤンがダヨチャンクレ・ウパメカーノと交錯し倒れてPKを獲得。これをオーバメヤンが冷静に沈め、ドルトムントが1点差に詰め寄る。
互いに攻め合い、カウンターの応酬が続く中、徐々にRBライプツィヒが守備に比重を置くようになる。86分には、ザビツァーに代えてヴィリ・オルバンを投入し、明確に逃げ切りを図った。
追いつきたいドルトムントはヤルモレンコとオーバメヤンがゴールを目指すが、疲れからミスも目立つようになり、あと1点が遠い。5分と長めに取られたアディショナルタイムにはマリオ・ゲッツェのパスにオーバメヤンが抜け出し、シュートはGKに阻まれるが、こぼれ球がヤルモンレンコの下へ。しかし、無人のゴールに蹴り込んだボレーはゴール上へと打ち上げてしまう。
試合終了までにこれ以上のチャンスを作ることは叶わず、逃げ切ったRBライプツィヒがホームで圧倒的な強さを誇っていたドルトムントを破り勝ち点3を手にした。
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