韓国紙がシント＝トロイデンの監督解任に反応「イ・スンウを最後まで起用しなかった」と恨み節も

ベルギー1部のシント＝トロイデンは26日、マーク・ブレイス監督を解任したことを発表した。これを受けて韓国メディアは、今夏に加入しながらも出場機会を得られていない韓国代表MFイ・スンウにとって「チャンスが訪れた」と伝えている。

シント＝トロイデンは今季ここまでのベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグで5勝3分7敗と黒星が先行。直近では植田直通が所属するセルクル・ブルージュ、森岡亮太が在籍するシャルルロワに連敗。ブレイス監督の後任は現時点で未定だが、同クラブのU-21監督を務めていたニッキー・へイエン氏が暫定的に指揮を執ることが決定している。

シント＝トロイデンの決断を受けて、韓国メディアも一斉に解任の一報を伝えている。『スポーツソウル』は今夏にイタリアのエラス・ヴェローナから加入し、10番を背負うイ・スンウを「最後まで起用しなかったマーク・ブレイス監督が更迭された」と報道。また『news1』は「イ・スンウの立場にも変化が起きるか心配」としながらも、「新たなきっかけとなる」と希望的観測を示している。

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過去にベルギーの『Het Nieuwsblad』が、ブレイス監督の解任に動き出す可能性について報道しており、その理由として内部での関係が悪化を挙げていた。特にMFイ・スンウやベトナム代表MFグエン・コン・フオンを同監督が評価しておらずトップチームのメンバーに含めていない現状へ、上層部が不満を抱いていると伝えていた。

この報道を受けてシント＝トロイデンは「クラブとスタッフとの間には問題が存在したことはありません。クラブ、監督、選手たちの全員はお互いリスペクトしています。報道では私たちの選手何名かの名前が挙げられていましたが、クラブはその全員を信じています」と強調していたものの、『スポーツソウル』は、「ベルギーリーグ移籍後、イ・スンウは一度も試合に出場しなかった。ブレイス監督の信頼はなかったに等しい」と振り返り、新体制となる今後は「チャンスが訪れる可能性もある」と伝えている。