1日に新シーズンに向けて始動するフランクフルトだが、日本代表MF長谷部誠が予定より早い段階でピッチに戻った。ニコ・コバチ監督は記者会見で、同選手の今後の扱い方について説明している。
長谷部は今年3月11日のバイエルン・ミュンヘン戦で負傷し、右ひざを手術。2016−17シーズン中に復帰することはかなわず、プレシーズンにも多少出遅れる見通しとなっていた。
しかし、数日前にサガン鳥栖からフランクフルトに加わったMF鎌田大地が1日にはまだピッチに姿を見せなかった一方で、長谷部はチーム練習に参加を果たしている。コバチ監督は長谷部について、次のように語った。
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「マコトはほとんど休暇を取らず、フィットネス状態を高めるために努力してきた。オフ中も彼から電話をもらい、自身の状態を報告してくれた。本当のところを言えば、練習に参加させるつもりはなかった。しかしマコトを知れば分かると思うけど、彼は常にプレーしたがるんだ」
「ただ、我々は徐々に負担を上げることを考えている。すべての練習には参加させず、一歩ずつ前進してくれれば、とね」
フランクフルトは6日から19日までアメリカに滞在する予定で、8日にシアトル・サウンダース、14日にアースクエイクスとのプレシーズンマッチに臨む。コバチ監督は長谷部について「アメリカには同行させるが、試合で起用するかはまだ決めていない」と、今後の様子を見てから起用法を決定することを強調した。