フランクフルトに所属する長谷部誠が2日に帰国し、今シーズンを振り返った。
3月に右ひざの手術を行い、以降戦線を離脱していた長谷部だが、5月中旬にはランニングを開始し、来シーズンへと向けて調整を始めている。日本代表のキャプテンは帰国直後の率直な感想を以下のように話した。
「シーズン、やはり最後2カ月プレーできなかったので、シーズンが終わったなって感じもなく、ずっとリハビリをしていて、もう来シーズンに向けて、自分の中でスイッチが入ってる状態です。シーズンは終わりましたけど、自分の中ではもう次へのスタートが少し先に始まっている状態」
長谷部は今シーズン、3月にケガを負うまでに公式戦25試合に出場し、1得点を記録。リベロやボランチでチームの中心として躍進を支えた。今シーズンは2つの性格を持った1年であったと語っている。
「前半戦は、非常にいい形で、個人としてもチームとしてもプレーできました。新しいポジションで起用していただいて、この33歳という年齢にして、新しい発見がありました」とシーズン途中までをポジティブに振り返った。一方で、「残り2カ月ケガをしてしまったという部分で、全体的に尻つぼみで終わってしまった。最後はリーグ戦も厳しい戦いになりました。そしてカップ戦、最後、勝てずに負けてしまったので、悔いの残るシーズンでもありました」と後半戦で失速したことを悔しげに語っている。


