V・ファーレン長崎を史上初のJ1昇格へ導いた高木琢也監督が、試合後に昇格決定の瞬間を振り返った。
長崎は、11日に行われた明治安田生命J2リーグ第41節のカマタマーレ讃岐戦を3-1で勝利し、クラブ新記録となる12試合無敗を達成するとともに、クラブ史上初のJ1昇格を手にした。J2参入5年目にして無類の強さを見せつけ、長崎に新たな歴史を築いた。
高木監督は「僕自身、ちょっとグッとくるかなと思ったんですけど、案外冷静にこなかった自分がいて(笑)。これからくるのかもしれないですけど、とにかく、僕は選手の顔を見れたことが一番良かった」と昇格決定の瞬間を回想。
「成果としては100パーセント」と胸高らかに話す高木監督は「とにかく選手たちが本当によく頑張ってくれたということが、皆さんの前で話さないといけないことなので、それ以上はないです。当然、ゲームに関わった選手たち、もちろん、メンバーに関わっていない選手も含めて、非常にチームワークの良いチームだったと思います」と選手を褒め称えた。
長崎県南島原市出身の高木監督は、2013年に長崎の監督に就任すると、J2初年のチームを6位に導き、J1昇格プレーオフに進出。さらに2015年にも2年ぶりに昇格プレーオフに進出するなど、随所に手腕を発揮。そして、5シーズン目となった今季に悲願のJ1昇格を達成した。
11月12日で50歳を迎えた高木監督にとっては、最高の誕生日プレゼントとなったはずだ。
