インテルに所属する日本代表のDF長友佑都はセリエAにおいて6試合連続先発出場を果たしたが、イタリア紙から厳しい評価も受けた。
インテルは5日、セリエA第12 節でホームにトリノを迎えた。59分にFWイアゴ・ファルケに先制点を許すも、79分に途中出場FWエデルのゴールで同点に追いつき、ルチアーノ・スパレッティ率いるインテルは今シーズン開幕以降続いている無敗記録は守ったものの、2位の座をユヴェントスに明け渡して3位に転落した。先発出場の長友はMFマルセロ・ブロゾビッチと交代する76分までプレーした。
■トリノ戦、長友のプレーの解釈は分かれる
『ガゼッタ・デロ・スポルト』はチーム内のワースト選手として長友を選出。DFミランダと並び最低点「5」の評価を下した。寸評では「ア・ユート(ユートに)」を「アユート(助けて)」にかけ、サイドバックのほころびが見えたと指摘。「ユートにインテルのサイドバック問題が再浮上した。事実、スパレッティは終盤に同ポジションを諦めている。後半開始後、トーロ(トリノの愛称)が右サイドを突き破ったとき、ナガトモは(ロレンツォ)デ・シルヴェストリとイアゴ(ファルケ)に揺さぶられた」と振り返った。なおチーム内最高点は「7」の評価を得たDFミラン・シュクリニアルとなっている。
『コリエレ・デロ・スポルト』も長友に対し、及第点に満たない「5,5」の評価を下した。「イアゴ・ファルのが逃走を許すもトリノの選手を追いかけることは彼の仕事ではない。突然、パフォーマンスが落ちた」と綴っている。なお最高点はMFマティアス・ベシーノら3選手の「6,5」、最低点はFWマウロ・イカルディおよびミランダの「5」となっている。
一方、『トゥット・スポルト』は対照的に及第点となる「6」の評価を長友に与えた。最高点はシュクリニアルの「7」、最低点はミランダの「5」となっている。




