2017-11-11-lamoard.(C)Getty Images

“鉄人”ランパードが5年ぶり来日!チェルシー黄金期を知るレジェンドが語る最高の時、仲間とは

チェルシーなどで活躍した元イングランド代表MFフランク・ランパード氏が、5年ぶりに来日。都内で行われたイベントに出席し、古巣への愛や将来について語った。

「(前回来日したときには)ホテルに入ることができないぐらいたくさんのファンが集まってくれて、その気持ちだけでも本当にうれしかったです。また皆さんと会うことができてうれしいよ」

チェルシーのオフィシャルシャツパートナーを務める『横浜ゴム』協力のもと、5年ぶりの来日を果たしたランパード氏。写真撮影ではファンにドッキリを仕掛けるなど、おちゃめな一面を見せた39歳の元イングランド代表は、日本の思い出についてこう語った。

■最高の時、そして最高の仲間

“ブルース”で通算632試合に出場、MFながらクラブ史上最多の211ゴール――。名実ともにチェルシーのレジェンドであるランパード氏。プレミアリーグ3度優勝、チャンピオンズリーグ制覇など、数々の成功を収めてきた。現マンチェスター・ユナイテッドの監督でもあるジョゼ・モウリーニョのもと、黄金期を築いたチェルシーで、絶対的な主力として活躍してきた。

チェルシーでの最高の瞬間について問われると、「通訳はいらないよね」と笑いながら、チームメイトやファンとともに喜びを分かち合えたことをあげている。

「当然、優勝が一番印象的な瞬間でした。だけど、やっぱり10年間素晴らしいメンバーと一緒にプレーができたこと。そして優勝してピッチ上で騒いだり、ファンのみんなとその時をシェアすることができたのが最高に良い瞬間でしたね」

2001年に加入し、MLSのニューヨーク・シティに去るまで13年間で数々の栄光を収めてきた。最高のチームメイトには、“Mr.チェルシー”と愛されるDFジョン・テリー、そしてFWディディエ・ドログバの名前を上げている。

「自分にとって、ジョン・テリーはキャリアの中でもっとも素晴らしいキャプテンでした。クラブの歴史においては、最高のキャプテンだったと思います。僕が副キャプテンを務めて、2人で引っ張っていきました。毎年いろいろな地方から新しい選手が来るので、『勝つ』というクラブの文化を教えるのも仕事の一つ、その点でテリーは素晴らしかったですね」

昨季圧倒的な強さを収めてプレミアリーグを制覇したチェルシーだが、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今季は、首位のマンチェスター・シティに9ポイント差をつけられ4位に甘んじている。

「今季はちょっと難しいかもしれない」と話す“鉄人”だが、「去年の優勝の気持ちを忘れずに戦えば、チャンスはまだ有ると思いますよ」と、古巣へエールを送っている。

■いつか監督として愛する古巣に

イベントの最後に、監督業に挑戦するかどうか問われたランパードは「イエス」と即答。「気持ちがあるだけで監督になることはできないので、まずはライセンスを取らないとね。将来的には、チェルシーの監督になりたい」と、古巣の指揮が夢であると明かしてくれた。

今年の2月に、22年にも及ぶ偉大なキャリアに終止符を打ったランパード。しかし、サッカーへの情熱は失っていない。“ブルース”の黄金期を選手として築いた“スーパー・ランプス”が、監督として愛するクラブに最高の時をもたらす日が来るのかもしれない。

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