日本代表は23日に行われる2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選・アラブ首長国連邦（UAE）代表戦に向け、敵地アル・アインでトレーニングを行っている。22日は試合前日となるが、DF酒井高徳は、「（いつも行っている）試合前のトレーニングですね」と、特別なメニューは行われていないと話した。
自身については、「来た初日は少し体が重かったですけど、徐々にコンディションも上がってきました。思ったより気温が高くないので、非常にコンディションはいいかなと思います」と、コンディションは良好だと話す酒井。MF長谷部誠の負傷離脱により、所属のハンブルガーSVでも任されているボランチでの起用もささやかれるが、「入る可能性はないです」とキッパリ否定する。
UAEとはアジア最終予選の初戦で対戦し、1-2で敗れている。酒井は「ホームでの借りを返したいというのは個人としてもチームとしても強いと思う」と、リベンジを果たしたいという気持ちを見せる。そして「難しい試合になると言われている。それを選手個人個人が理解して、それを上回る気持ちをしっかり出すことが大事。そういった勢いっていうのがアウェーでは一番大事になってくると思う。チームとして1つの方向性に向かっているので、最高の結果にしたいなと思います」と続けた。
UAEの印象について聞かれると「テクニックに優れた選手、攻撃にセンスのある選手が多い。攻撃的なチーム」だと話す。そして「ホームでもやられたように、カウンター攻撃が脅威だと思う」と、カウンター攻撃を警戒した。また、前回の対戦ではセットプレーから失点を喫しているが、その対策としてコミュニケーションの重要性を説く。酒井は「結局、試合するのは僕らなんで、ピッチでどれだけコミュニケーションを取って状況を変えていけるかが大事。コミュニケーションは選手間で密に取っている。それが試合の中でできれば」と話した。
試合に向けては「どこで出ようと、誰が出ようと、11人、サブ、スタッフ、（全員が）代表チームとして戦うってことを心掛けてやりたい。『誰が出ようと』というところが一番大事になってくる。これからアウェーで最終予選を戦っていく中で、そういうところが問われてくる。それを見せたいなと思います」と、意気込みを示した。
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