saul atletico(C)Getty Images

【選手採点】MOMは“無敗神話”作るサウール!最低点は心理戦で完敗のマネ…

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、アトレティコ・マドリーとリヴァプールが対戦した。『Goal』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。

下馬評では圧倒的に不利だったアトレティコだが、サポーターの大歓声を受けて試合に入ると、4分にCKのこぼれ球をサウールが押し込んで先制に成功。その後ポゼッションは70%以上握られたものの、自慢の堅守で枠内シュートを1本も許さず。ホームで1-0と勝利した。

この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象

以下に続く

■アトレティコ・マドリー選手採点

atleti

GKヤン・オブラク【3.5】
前半危ないパスミスがあったものの、オフサイドに救われる。決定機を許さず仕事は多くはなかったが、枠内シュートゼロに抑えられたのは彼のコーチング、そして空中戦の強さがあったからだ。

DFシメ・ヴルサリコ【3.5】
対峙したサディオ・マネ相手に一歩も引かず。苛立たせて警告を出させ、前半で交代に追い込んだ。良質なクロスを3本送り込んでいる。

DFステファン・サヴィッチ【4.0】
終始押し込まれる展開も、「慣れている」と言わんばかりの落ち着き。最多6度のクリアを見せるなど、リヴァプールの攻撃を跳ね返し続けた。先制したCKでも、彼がゴメスに競り勝ったためにこぼれが生まれている。

DFフェリペ【4.0】
サヴィッチと共に、最終ライン中央を締め続けた。サイドに引っ張り出されても、サラー相手に落ち着いた対応で前を向かせず。ファールも一度も犯さなかった。

DFロディ【4.5】
最多タックル(6)、チーム内トップのインターセプト(2)、タッチ数(63)を記録。サラー&アレクサンダー=アーノルドと驚異的なリヴァプール右サイドに丁寧な対応を見せ、不安視されていた守備面で大きな貢献を見せた。先制点のきっかけを作ったクロスなど攻撃面でも存在感を発揮。完璧なパフォーマンスだった。

MFコケ【4.0】
大きく目立つことはないが、気の利いたポジショニングに落ち着きをもたらすコントロール、何より圧倒的な運動量と献身性で大きく貢献。主将の頑張りがチームに勇気を与えた。

MFトーマス・パルティ【4.0】
サウールとのコンビで最終ラインの防波堤となり、落ちてくるフィルミーノを巧みな連携で監視。ファールも一度も犯さなかった。チーム最多となるパス本数(36)も記録し、最終ラインに細かな指示を与えていた。

MFサウール【4.5】☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ
大舞台に強い男が、またも大仕事。こぼれ球に素早く反応し、抜け目なくネットを揺らす。チームが望んだプランに持ち込ませ、守勢に回った後もソリッドな守備構築の中心に。空中戦勝利は「100%」を記録。自身が望むポジションで、最高の輝きを放った。これでアトレティコは、彼が得点を決めた39試合で負けなしである。

MFトマ・レマル【3.0】
ロディとのコンビネーションも良好で、よく走った。しかし、守勢に回った中で特徴である攻撃面での活躍は見せられず、前半だけで交代となった。

→MFマルコス・ジョレンテ【3.0】
後半からの出場で、不安なとこは見せずにうまく試合に入った。

FWアルバロ・モラタ【3.5】
序盤の決定機は決めたいところだったが、長く続いた耐える時間でも集中力を切らさず。最多20回の空中戦を記録するなど、体を張った。70分でお役御免に。

→FWビトーロ【-】

FWアンヘル・コレア【4.0】
序盤の攻勢の場面で存在感を発揮し、巧みなタッチとスピードで決定機を演出。我慢強く戦い、カウンター時も中心に。献身的なプレスで相手を妨害し続けた。

→FWジエゴ・コスタ【-】

監督:ディエゴ・シメオネ【4.5】
まさにアトレティコ、まさにシメオネのゲームだった。早い時間に仕掛け、セットプレーから先制点を奪取。その後は自陣で美しい4-4-2ブロックを敷き、中央を締め続けて決定機を許さない。サイドラインで誰よりも声を出し、誰よりも観客を煽り続け、最高のムードを作り出した。

■リヴァプール選手採点

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GKアリソン【3.0】
失点シーンでできることはなかった。モラタの決定機を抑え、ビルドアップでも落ち着いた散らしを見せた。

DFトレント・アレクサンダー=アーノルド【1.5】
アトレティコ、そしてファンの雰囲気に完全に飲まれてしまった。最多17本ものクロスを送り込んだが、成功したのは3本のみ。珍しく精度を欠き続けた。守備時の一対一でも課題を露呈。

DFジョー・ゴメス【2.0】
失点につながったCKでサヴィッチに競り負ける。パスミスも目立つことに。

DFヴィルヒル・ファン・ダイク【3.0】
守備の時間は少なかったものの、素早いカバーリングや強さを見せた。デュエル勝率も「75%」とフィールドプレイヤー最高値を記録。得意の長距離パスで攻撃を活性化させた。

DFアンドリュー・ロバートソン【2.0】
得意の攻撃参加もコケ&ヴルサリコに抑えられ、フラストレーションがたまる展開に。

MFファビーニョ【2.5】
ヘンダーソンと入れ替わりながら中盤底で引き出し役となった。守備の場面は少なかったものの、チームトップとなる10度のボール回収を記録。

MFジョーダン・ヘンダーソン【2.5】
チームのためにあらゆる場面に顔を出して活性化させようとしていたが、アトレティコ守備を壊すまでには至らず。負傷のために80分で交代。

→MFジェームズ・ミルナー【-】

MFジョルジニオ・ワイナルドゥム【2.5】
自陣でも敵陣でも、最高のパス成功率を記録。幅広く動き回ったが、ブロックに穴をあけることはできなかった。

FWサディオ・マネ【1.5】
プレー自体は悪くなかった。しかし対峙したヴルサリコとの駆け引きで40分に警告を受ける。さらに直後にも、ヴルサリコの顔に肘が入るなど、あわや退場処分に。心理戦で敗れ、前半のみで交代となった。

→FWディボック・オリギ【2.0】
後半頭から登場。悪くない入りだが、目立つ場面もなかった。

FWロベルト・フィルミーノ【3.0】
いつも通り相手ライン間を動き回り、攻撃時の起点に。キーパスも最多2本を送った。タックルもチーム最多3回を記録。しかし、トーマス&サウールに監視され、不完全燃焼に終わった。

FWモハメド・サラー【2.5】
光るシーンはあったものの、ロディ&フィリペに抑えられる時間が続いた。それでも一瞬で怖さを見せ、余力は残していたように思われるが、72分で交代に。

→MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン【-】

監督:ユルゲン・クロップ【2.0】
前後半、それぞれ開始直後のアトレティコの攻勢をまともに受ける形に。早々に失点を許し、堅守を崩すプランも見せられなかった。マネの交代は致し方なかったものの、サラーの交代でさらに攻め手を失うことに。

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