チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節が1日に行われ、トッテナムとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。『Goal』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。
初戦で勝利を逃していたトッテナムが、意気込んで臨んだバイエルン戦。前半からインテンシティを持って戦ったが、最終的にはなんと7失点。7-2と衝撃を与えるスコアでバイエルンが完勝を収めた。
この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象
■トッテナム選手採点

GKウーゴ・ロリス【1.5】
好セーブもあり、いずれも防げる類の失点ではなかったが、7失点ではさすがに点をつけることは難しい…。
DFセルジュ・オーリエ【1.0】
前半には積極果敢なオーバーラップで沸かすシーンもあったが、後半はニャブリにボロボロにされる結果に。完敗だった。
DFヤン・フェルトンゲン【1.0】
オーリエと同じくニャブリに手玉に取られた。1本の裏へのパスで置き去りにされた。レヴァンドフスキのゴールで彼を責めるのは少し酷というものだが…。
DFトビー・アルデルヴァイレルト【1.0】
相棒と同じくニャブリに“ちんちん”にされた。3失点目では完全にバランスを崩され、いいようにシュートを打たれた。フェルトンゲンと揃ってバイエルン攻撃陣に粉砕された象徴的な存在に。
DFダニー・ローズ【1.5】
対面のコマンをある程度は抑え、PKも奪取した。しかし、言及すべきはその程度。7失点の責任の一旦は担うべきで、守備時に間に合っていないシーンも散見された。
MFムサ・シソコ【2.0】
対人戦で強さは見せたもの、もう少しできたはず。不要なファウルも目立った。後半に訪れたボレーシュートのチャンスは枠には収めたかった。
MFタンギ・エンドンベレ【2.5】
強く、上手いと感じさせるシーンは確かにあった。しかし、ビッグマッチでは得点につながる働きを求めたいところ。前半にオーリエのクロスからシュートを放ったシーンは決めるべきところだった。
→MFクリスティアン・エリクセン【2.5】
創造性を加える選手として投入され、上手さで流れを変えようとした。さすがのミドルシュートでゴールを脅かしたが、以降は見せ場なし。
MFハリー・ウィンクス【1.5】
4失点目では痛恨のボールロスト。勝負を分けるきっかけを作ることに。
→FWエリック・ラメラ【-】
MFデレ・アリ【2.5】
先制点の場面ではプレスで“アシスト”。前半のトッテナムの高いインテンシティの象徴的な存在だった。とはいえ、トップ下に入ったからにはもう少し決定的な仕事を期待したい。
→FWルーカス・モウラ【-】
FWソン・フンミン【2.5】
攻撃陣で気を吐き、1ゴール。右サイドの厳しい角度からノイアーを破ったのはさすが。しかし、チャンスの数を考えれば、もう1点は決められたのかもしれない。
FWハリー・ケイン【2.0】
エースとしてPKで1ゴールの他、懸命に前線で戦った。ただ、苛立ちからかファウルも多くなり、段々と存在感も薄くなっていった。
監督:マウリシオ・ポチェッティーノ【2.0】
単純にバイエルンに上回られ、采配事態を責めることは難しい。エリクセンやラメラを投入し、反撃する意思を見せたが、この日のバイエルンが相手では焼け石に水だった。
■バイエルン選手採点

GKマヌエル・ノイアー【3.5】
前半にソン・フンミンやシソコのシュートをストップ。後半にもエリクセンのミドルシュートをはじき出すなど、改めてワールドクラスであることを証明した。マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとのドイツ代表正GK争いはいまだ騒がしいが、自身のパフォーマンスはかつての安定感を取り戻している。
DFバンジャマン・パヴァール【4.0】
堅実なパフォーマンスに加えて1アシストも記録。攻守でそつのないプレーを見せた。バイエルンの今夏補強の一番の「当たり」とも言われ、定位置を確保。後半は慣れない左サイドバックとなったが、守備では対面の相手にほとんど仕事をさせなかった。
DFニクラス・ジューレ【3.5】
バイエルンの若きDFリーダーがそれほど圧力をかけられるシーンは少なかった。ビルドアップ能力も着々と伸ばし、大きなミスもなく90分を終えた。
DFジェローム・ボアテング【3.0】
かつてのトップパフォーマンスを取り戻すにはまだ時間がかかっているが、無難にこなした印象。しかし、後半には負傷交代でピッチを後にし、離脱の可能性も浮上した。
→DFハビ・マルティネス【-】
DFダビド・アラバ【3.0】
復帰戦となったが、前半のみで交代に。バイエルン守備陣において欠かせない選手であるが、再離脱の可能性もあり、厳しい台所事情に拍車をかけてしまった。
→MFチアゴ・アルカンタラ【4.0】
ベンチスタートとなったが、後半から出番を得ると、完全にバイエルンでペースを掌握。圧倒的な支配をチームにもたらし、後半にインテンシティの下がったトッテナムでは全く捕まえることができなかった。追い上げムードを打ち砕く5点目では華麗なフィードでアシストも記録し、ケーキの上にいちごを乗せるようなパフォーマンスに。
MFヨシュア・キミッヒ【3.5】
前半はボランチ、後半は右サイドバックでプレー。前半のミドルシュートは彼のキャリアでベストゴールに数えられるもの。高いキック技術でサイドネットに突き刺した。後半は、バランスを取って安定したプレーに。
MFコランタン・トリッソ【3.5】
1失点目は痛恨のボールロストとなったが、徐々に調子を取り戻した。後半には逆にボールカットからニャブリのゴールをアシスト。目立ちはしなかったが、中盤でしっかりと戦い、縁の下の力持ちとなった。
MFキングスレイ・コマン【2.5】
躍動した攻撃陣の中で唯一沈黙。ローズを嫌がらせたものの、決定的な仕事は果たせなかった。PK献上はやや厳しい判定だったか。
→MFイヴァン・ペリシッチ【-】
MFセルジュ・ニャブリ【5.0】☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ
文句なしのMOMだ。開始早々からスピードとシュートを見せ、好調ぶりを見せていたが、後半には結果で示してみせた。スピードはもちろん、その最大の魅力は高いシュート技術。トップスピードでもそのストップ後でも強烈なシュートを放つことが可能で、ワールドクラスのウィンガーであることを強く印象づけた。ちなみにニャブリはアーセナルの下部組織出身であるため、かつての“宿敵”から4ゴールを奪ったことは最高の思い出となったことだろう。
MFフィリペ・コウチーニョ【4.0】
結果を見ると、1アシストで得意のシュートも不発に終わっているが、ボールを奪われない技術は見事。プレミアリーグでプレーしていたこともあり、トッテナムのインテンシティに一切臆せず、溜めを作った。リズムを生みだし続け、バイエルンの攻撃の中心にはコウチーニョが確かにいた。
FWロベルト・レヴァンドフスキ【4.5】
「柔」も「剛」も持ってして粉砕に一役買った。2得点の動きは圧巻の一言。どちらも彼にしか決められないもので、まさにワールドクラスだった。ケインとのストライカー対決は試合前から注目を集めていたが、完勝と言えるのではないか。
監督:ニコ・コバチ【4.0】
インテンシティの高い試合でのコウチーニョ起用は正解に。先発した選手たちが次々と故障する不幸な展開もあったが、チアゴやペリシッチを入れて流れをしっかりと引き寄せた。「ハーフタイムにもう一度引き締めた」と試合後には話したが、結果的にキーポイントに。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です





