2017-09-17 Shibasaki Gaku GetafeGetty Images

“過剰な”日本へのキャンペーン?エイバル番記者がヘタフェに対し柴崎岳起用の圧力があったと示唆

9日にリーガ・エスパニョーラ第15節が行われ、柴崎岳所属のヘタフェと乾貴士所属のエイバルが対戦した。この試合では、日本人対決を実現させるためにリーグ側から「圧力」があったのかもしれない。

ヘタフェの本拠地「コリセウム・アルフォンソ・ペレス」で行われた試合は、両チームとも何度か迎えたチャンスを最後まで活かすことができず。0-0のスコアレスドローに終わった。

この一戦では、今季から柴崎がヘタフェに加わったことにより、スペイン史上初めての日本人対決が実現するのではないかと期待が高まっていた。

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日本に向けたプロモーションの機会と捉えていたリーグ側も、この試合の開催時間を日本時間の21:00に設定。リーガのマーケティング部門はヘタフェ&エイバルサポーターの両席に「こんにちは日本」のビッグフラッグを用意し、また日本の旗を持ったエスコートキッズとともに選手たちを登場させた。さらにフィギュアスケート選手ハビエル・フェルナンデスが行った始球式では乾&柴崎の両選手をそばに置き、電光掲示板では「リーガ・(ハートマーク)・日本」「こんにちは日本」「It’s not soccer. It’s LaLiga」といったメッセージを発信していた。

しかし、今回のキャンペーンは“行き過ぎた”ものになっていたのかもしれない。スペイン『マルカ』紙のエイバル担当記者であるアンデル・バローソ氏は、試合後に自身のツイッターを更新。リーグ側からヘタフェに「圧力」があったことを示唆している。

「柴崎が招集される可能性はわずかだった。しかし私が聞きつけたところによれば、ラ・リーガは柴崎を起用しろとヘタフェに圧力をかけている。テバス(会長)は日本向けに、ガクとイヌイの対戦が欠けることを望んでいない」

柴崎は9月のバルセロナ戦で骨折を負って以降、約3カ月間離脱を強いられていた。今週のトレーニングに復帰してはいたが、万全のコンディションではなかったという。しかし、日本人対決を実現させるために、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督にリーグから何らかのプレッシャーがあったのかもしれない。

なお乾は63分にピッチから下がり、柴崎はその10分後に出場。両選手が、ピッチ上で一緒になることはなかった。

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