■CL第2節 ユヴェントス 2-0 オリンピアコス
ユヴェントス:イグアイン(69分)、マンジュキッチ(80分)
チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節が行われ、ユヴェントスとオリンピアコスが対戦した。
初戦でバルセロナ相手に0-3と完敗したユーヴェは、ホームでは是が非でも勝利がほしいところ。当初スタメン発表されていたピャニッチが、ケガのため試合直前にメンバー外に。4-0と快勝したセリエA前節のトリノダービーからスタメン3人を変更することとなり、バルザーリ、ストゥラーロ、ベンタンクールが名を連ねた。その他、リーグ戦6試合で10ゴールと絶好調のディバラや、キエッリーニらが順当に先発する中、イグアインは2試合続けてのベンチスタートとなっている。
現在CLのホーム戦で19試合負けなしと、本拠地「ユヴェントス・スタジアム」では無類の強さを誇るユーヴェ。試合序盤からポゼッションを握り、オリンピアコスは低い位置にブロックを組んで相手を待ち構える展開となる。
テンポよくボールを回すユーヴェだが、4-5-1のブロックを作るオリンピアコスの守備の前になかなか決定機が作れない。逆に14分、パスミスをカットされカウンターからエリア内でシュートを放たれる。これは枠を外れて事なきを得た。
ユーヴェは、21分と22分に立て続けに良い位置でFKを獲得。ディバラが直接狙うも、両方とも壁に当ててしまう。30分のCKでも、サンドロが合わせるも枠に飛ばすことはできなかった。逆に相手陣内にボールがあるときは、プレスの強度を強めてくるオリンピアコスに高い位置でボールをカットされてシュートを許すなど、ホームチームにとって嫌な時間帯が続く。
それでもユーヴェは34分、1トップを務めるマンジュキッチのポストプレーからチャンスを作ると、右サイドのクロスからエリア内でフリーとなっていたマンジュキッチがヘッディングでシュートを放った。その直後のCKもストゥラーロが合わせるが、いずれもGKの好セーブに阻まれる。マンジュキッチの空中戦の強さを活かすユーヴェは、40分にもこのクロアチア人FWがエリア内で競り勝ってヘッドを放つ。しかしここもGKプロトが立ちはだかった。プロトは45分のディバラのシュートもセーブするなど、チームのピンチを救い続けた。
ユーヴェは、ポゼッションは相手に譲ってカウンターを狙うというコンセプトがはっきりしているオリンピアコスに、苦しんで前半をスコアレスで折り返す。
後半に入っても、ユーヴェがポゼッションを握りオリンピアコスがブロックを組んで待ち構えるという展開は変わらない。ユーヴェはキエッリーニが積極的に攻め上がるなど、変化を加えていく。55分に得たFKでは、少し動かしてからD・コスタが強烈なシュートを放つも、惜しくも枠外となった。一方のオリンピアコスはその直後、カウンターを発動し、シュートまでいききるなど、虎視眈々と速攻からチャンスを伺っていく。
ゴールが欲しいユーヴェは、60分にクアドラードに変えてイグアインを投入。マンジュキッチが左に、D・コスタが右サイドにポジションを移し、背番号9が1トップの位置に入る。66分にはそのイグアインがDFラインの背後に飛び出すも、シュートまでいけなかった。しかし、アルゼンチンFWの投入でリズムの良くなったユーヴェは、ゴールに近づいていく。
すると69分、イグアインが貴重な先制点をもたらす。サンドロのクロスに合わせた背番号9は、一度相手にブロックされたボールにすぐさま反応し、落ち着いてネットを揺らした。最近のパフォーマンスから批判も浴びていたイグアインのゴールで、ユーヴェがリードを手にする。
勢いに乗るユヴェントスは80分に追加点。イグアインのパスに抜け出したディバラが相手シュートを放つ。これはDFにギリギリでクリアされるが、マンジュキッチが押し込んだ。
この直後にベナティアを投入し、守りを強化したユーヴェは、その後シュートを許す場面もあったが決定的な場面は作らせず。途中投入されたイグアインの活躍で、ユヴェントスが勝利を収めた。
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