解任の噂が絶えないチェルシーのアントニオ・コンテ監督は、クラブと来シーズンのプランについて話し合っていないことを明かした。
就任1年目でチェルシーをプレミアリーグ制覇に導いたイタリア人指揮官だったが、2シーズン目となる今季はチャンピオンズリーグ出場圏外の5位と苦しんでいる。5日に行われる首位マンチェスター・シティ戦に敗れると、4位トッテナムとの勝ち点差は「5」に広がり、トップ4でのフィニッシュが難しい状況に追い込まれることになる。
契約期間がまだ1年残っているものの、クラブ上層部との衝突が伝えられるなど、チェルシーでの将来が不透明なコンテ。来シーズンに向けた補強やプレシーズンのプランなどについてクラブとの話し合いを持たれたかと聞かれると、「ノー」と答えた。
「クラブは私と同じように“今”に集中することが大事だと考えているんだと思う。先のことを考えるよりもね。全力をつくすためには“今”がとても重要だ。それから我々は新たなシーズンに向けての準備を始めることになる。しかし、最も重要なことは集中することだ」
一部ではイタリア代表指揮官再就任も囁かれる中、48歳の指揮官の去就はどうなるのだろうか。
