2017-08-31 Honda JapanGetty Images

豪放送局が日本代表5選手に注目「本田は日本サッカー界のキューウェル」

31日、オーストラリアの放送局『SBS』が、ロシア・ワールドカップ行きの切符を懸けた大一番、日本vsオーストラリアの一戦を前に「サッカールーズ(オーストラリア代表の愛称)が止めなければいけない日本の5選手」という特集記事を紹介した。

記事では「香川真司や本田圭佑のような主力選手がそれぞれ本調子を取り戻していない状況でも、日本はアジアサッカー界で“王国”であることに変わりはない。サッカールーズにとって脅威となる選手は次の5人だと分析する」と紹介し、日本代表5人をピックアップしている。

1. 岡崎慎司:「日本にとっては攻撃的なアイコンとしてもはや定着している。彼はFWだが左サイドで先発する可能性もあり、サイド及び中央で危険な存在になる」

2. 柴崎岳:「日本の中盤には、スペインで実力を証明した優れた選手がいる。柴崎は2部で才能を発揮し、新たに1部昇格を果たしたヘタフェに加わった。彼はFIFAクラブワールドカップ決勝のレアル・マドリー戦で2ゴールを記録している。“日本のアンドレス・イニエスタ”とも称されており、コンディションも上げつつある」

3. 長谷部誠:「中盤で、柴崎が優れたビジョンを持つ攻撃的な選手なら、チームの組織力やバランス面で重要な役割を果たすのがこのベテランだ。攻撃面で攻め上がるシーンこそほとんどないが、彼は常に冷静でパスをミスすることも皆無。キャプテンとしてチームのメトロノーム的存在であり、その統率力はクラブレベルでも広く知られている。攻撃面で脅威になるタイプではないが、彼の持っている経験はアジアサッカー界でも突出したものがある」

4. 吉田麻也:「攻め上がりを得意とするインテルの長友佑都にとっては、背後をカバーする存在がいることで守備力が保たれている。吉田はクイックに動くタイプではないが、毎週プレミアリーグで世界最高のストライカー相手に激闘を繰り広げ、知性と冷静さを育んできた。吉田はトミ・ユリッチとティム・ケーヒルを相手にしても苦にしないだろう」

5. 本田圭佑:「日本サッカー界のハリー・キューウェルとも言える存在。本田は輝きと謎、クオリティの高さとケガなど、あらゆる要素を抱えている。まだ本調子ではないことから、オーストラリア戦で先発することはまずないと思われる。新天地のメキシコではベラクルス戦で早くもゴールを決めた。彼は所属クラブで出場機会が少なくても、代表での大一番では結果を残してきた」

これまでアジアサッカー界で日本としのぎを削ってきたオーストラリアだけに、同国のメディアは日本代表の現状についても熟知しているようだ。ロシアW杯本大会出場を懸けた大一番は間もなく、決戦の火蓋が切られることになる。

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