インテルに所属する日本代表のDF長友佑都について、イタリアの移籍情報サイト『トゥット・メルカート・ウェブ』が12日、特集記事を組んだ。
誕生日の選手を特集するコーナーにおいて、9月12日は「ユート・ナガトモ…梅を力にして走る日出ずる国の超特急」と題し、31歳の誕生日を迎えた長友が取り上げられている。
長友のセリエA参戦の経緯について、「2010年、チェゼーナに見いだされてイタリアにやってきた。マヌッツィ(スタジアム)での6ヶ月間で評価を上げると、インテルの目に留まった」と説明している。また「運動能力に優れた左サイドバックで、クエン酸が豊富な“ウメボシ”と呼ばれる日本の梅を食べていることが優れた持久力につながっている」と紹介している。
2011年1月、インテルへ移籍すると、「左サイドにおいて不動のレギュラーの地位を築いた」と振り返り、中でも「彼のゴールパフォーマンスは特徴的だ」と注目した。長友はセリエAにおいて通算9得点を挙げているが、ゴールを決めた際、当時の主将で現在はインテルの副会長を務めるハビエル・サネッティ氏らと“お辞儀パフォーマンス”を披露して話題を呼んだ。同記事では「お辞儀は日本文化において象徴的な仕草だ」と説明を付け加えている。
一方では、「日本代表において、長年にわたり絶対的な主役を演じ、2011年にはアジアカップを制した」と綴り、日本代表における実績も紹介した。また、「日出ずる国の多くの国民同様、教養にも深く気を配っており、政治経済学部卒業がそれを証明している」と述べた。
そして最後に長友がこれまでに獲得してきたタイトルを紹介。アジアカップのほか、インテルではコッパ・イタリア、FC東京ではヤマザキナビスコカップを制したことを伝えた。


