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訪れなかったベルナベウ“魔の7分”...そして火を噴いたアセンシオの黄金の左足

今回のクラシコを決定づけたのは、たった一人の男だった。レアル・マドリーMFマルコ・アセンシオ。ジネディーヌ・ジダン監督は彼に感謝をし続けるに違いない。

マドリーは16日、スペイン・スーパーカップのセカンドレグで本拠地サンティアゴ・ベルナベウにバルセロナを迎えた。ファーストレグを3-1と制していたマドリーだが、サポーターは忸怩たる思いを抱いてこの試合に臨んでいた。

マドリーは1stレグでFWクリスティアーノ・ロナウドが退場処分となっていた。それだけでなく、退場を命じられた後に主審を押したことで、C・ロナウドには5試合の出場停止が科された。これに不満を感じたベルナベウの観衆は、選手の背番号にちなみ、前半7分に審判団に向けたブーイングを浴びせ、白いハンカチを掲げての抗議を計画していたのである。

だが観衆は色めき立つことなく7分を迎える結果となった。その2分前にアセンシオが強烈な左足でゴラッソ(スーパーゴール)を沈めたためである。相手GKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンが一歩も動けなかった32メートル弾に、マドリディスタの歓喜は爆発し、ジャッジに関する煩わしさは吹っ飛んだ。

アセンシオの得点で勢いに乗ったマドリーは、FWカリム・ベンゼマの得点でバルセロナを突き放して、2試合合計スコアを5-1としてスーパー杯を制している。アセンシオの一発が、ジダン監督に就任後7つ目のタイトルをもたらしたのだ。

アセンシオの成長は留まるところを知らない。彼がマドリーの看板3トップ“BBC”の牙城を破り、今季スタメンに定着したとしても、もはや驚く者はいないだろう。

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