チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督が自身のサッカー観について語った。
チェルシーは22日に行われたFAカップ準決勝で、トッテナムを4-2で破り決勝進出を決めた。試合後、セスク・ファブレガスは、チームを勝利に導く3点目を決めたエデン・アザールをリオネル・メッシに次ぐ選手として絶賛し「状況によって今よりも利己的なプレーを選択することで、さらに多くのゴールを挙げることができる」とアドバイスを送っていた。
一方で、指揮官であるコンテの考えは違うようだ。
「偉大なチャンピオンになるためには、まず何よりもチームのために戦い、才能をチームに捧げる必要がある。チームが無かったら、どんな優秀な選手も存在し得ないからだ。もし、ある選手がトップレベルに到達するために利己的にならなければいけないとしたら悲しい。それは私のサッカーに対する考え方とは正反対だ。私のチームに利己的な選手はいらない。利己的な選手をチームに持つくらいなら、試合に負ける方がましだ」
シーズンが深まる中、チェルシーはリーグ戦で首位を走り、FAカップでは決勝進出を決めている。良い成績を残している背景には、何よりもチームとしての考えを重んじる指揮官の哲学があるようだ。
なお、チェルシーは25日、吉田麻也が所属するサウサンプトンと対戦する。
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