12日にスペイン・スーパーカップ決勝レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーがサウジアラビアのジェッダで行われ、スコアレスドローの末PK戦を4-1制したレアル・マドリーが優勝を果たした。敗れたアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、延長戦後半に自チームの決定機を一発退場のタックルで阻んだMFフェデ・バルベルデに賛辞を述べた。
バルベルデは延長戦後半にFWアルバロ・モラタの決定機を阻止するため、危険なアフターチャージを仕掛けて一発レッドを受けた。アトレティコにとっては決勝点を逸し、レアル・マドリーにとっては九死に一生を得た場面だった。
シメオネ監督は試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューで、同大会のMVPにも輝いたバルベルデについて「彼が大会のMVPとなったが、それはあのプレーも含まれてのことだ。決勝に勝ったのはバルベルデだった」と発言。さらに試合後会見では、次のようにも語っている。
「最も重要なプレーだった。おそらく、彼が追っていなければゴールとなっていただろう……。私は彼に対して、そのときにしなければいけないことをしたんだと言った。これから、何試合の出場停止になるかを見ることになる」
また、この決勝や大会全体については、こう振り返った。
「私たちは準決勝よりも競い合っていたし、彼らと交互にチャンスを迎えていた。が、こちらのチャンスはクルトワのファインセーブに阻まれた。バルベルデの決断は賢明なものであり、しかし私たちは試合を決めるチャンスを逃すことになってしまった」
「3日の間に世界最高の2チームと対戦したわけだが、しっかり競い合ったよ。私たちは決勝という舞台で3回勝ち、3回敗れた。そして90分の間に試合を落としたことは一度としてない。現状のプランを進めていけば、私たちは競争的でいられるはずだ。ときには優勝を祝い合い、そうでなければ努力し続けるための心構えをしなければならない」
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です