■主な獲得・放出
【IN】
FWロメル・ルカク(26歳、ベルギー)
←マンチェスター・ユナイテッド、移籍金:8000万ユーロ(約95億円)
MFニコロ・バレッラ(22歳、イタリア)
←カリアリ(期限付き移籍)
MFステファノ・センシ(23歳、イタリア)
←サッスオーロ(期限付き移籍)
DFヴァレンティーノ・ラザロ(23歳、オーストリア)
←ヘルタ・ベルリン、移籍金:2200万ユーロ(約27億円)
DFディエゴ・ゴディン(33歳、ウルグアイ)
←アトレティコ・マドリー、フリー
【OUT】
MFイヴァン・ペリシッチ(30歳、クロアチア)
→バイエルン・ミュンヘン(期限付き移籍)
MFラジャ・ナインゴラン(31歳、カリアリ)
→カリアリ(期限付き移籍)
DFミランダ(34歳、ブラジル)
→江蘇蘇寧、フリー
■基本フォーメーション【3-5-2】

【補強総合評価:80点】コンテの要望に応えて全セクション充実
強化責任者のマロッタCEOは、共にユヴェントス黄金期の礎を築いたコンテを新監督に招へい、チームの規律と結束を最重視する指揮官の意向を受けて昨シーズンのトラブルメーカーだったイカルディ、ナインゴランをチーム構想から外し、さらに補強に関しても監督の要望に最大限に応える形で全セクションの充実を図った。移籍期限まで10日を切った現時点でもイカルディの売却が決まっておらず、それと入れ替わりに獲得すべきもう1人のFWが未定(候補はマンチェスター・ユナイテッドのアレクシス・サンチェスとユーヴェのディバラ)という不確定要素はあるが、陣容的にはコンテサッカーをピッチ上で実現し得る顔ぶれが揃った。ペリシッチのように、実力に疑いはないが監督のプロジェクトには合わない大物を躊躇なく放出するなど、筋の通ったチーム編成は評価に値する。
【GK・DF評価:A】強固な3バック ※C~Sの4段階評価

不動の守護神ハンダノヴィッチの前を固める最終ラインは、新監督の下で4バックから3バックに変更、シュクリニアル、デ・フライという昨シーズンのレギュラーに、アトレティコとウルグアイ代表で数々の修羅場をくぐり抜けてきた大物CBゴディンが加わった。3人とも爆発的なスピードには欠けるものの、高い経験値に支えられた的確な読みでそれをカバー、必要な時には躊躇なくラインを高く押し上げる。3-5-2で攻撃に幅と奥行きを作り出す重要な役割を担うウイングバックは、右がヘルタから獲得した新戦力ラザーロ、左はユヴェントス時代にコンテの下でプレーした経験を持つベテランのアサモアがレギュラーか。この2人と比べてより攻撃的なカンドレーヴァ(右)、ダルベルト(左)を、相手と状況に応じて使い分けることになりそうだ。
【MF評価:A】若きタレント2人に注目

最終ラインからパスをつないでのビルドアップに強いこだわりを見せるコンテにとって、テクニックと運動量を合わせ持ち、中盤のポゼッションに質とダイナミズムをもたらすMFは絶対不可欠な存在。既存戦力が、縦志向の強いガリアルディーニ、ベシーノ、テクニックはあるがダイナミズムに欠けるボルハ・バレーロ、ジョアン・マリオという顔ぶれだったこともあり、マロッタCEOは合わせて6700万ユーロという大金を投じて、イタリア代表の中盤を担う若きタレント2人(バレッラ、センシ)の獲得に踏み切った。プレシーズンマッチでもすでに、中距離の速いパスをダイレクトでつないで一気に前進するパターンプレーを高い精度でこなす場面がしばしば見られるなど、昨シーズンと比べても中盤の質は明らかに向上している。若い2人はまだ小さくない伸びしろを残しているだけに、コンテ体制が軌道に乗れば今後数年にわたってその中核を担う存在になり得る。
【FW評価:A】巨漢ルカクが基準点に

過去数年にわたって攻撃を担ってきたイカルディを切り捨て、コンテ監督がチェルシー時代から惚れ込んでいた大型CFルカクを獲得、新プロジェクトの中核に据えた。190cmの長身ながら爆発的なロングスプリントと安定したテクニックを備え、ゴールを背負ったポストプレーだけでなく前を向いての仕掛けやカウンターでも威力を発揮するこの巨漢は、あらゆる意味で攻撃の基準点となるだろう。そのルカクと2トップを組むパートナーとしては、ドリブルでの仕掛けと裏への飛び出しを持ち味とするA・サンチェスへのアプローチと並行して、イカルディとディバラの交換というビッグディールも可能性を模索中。どちらが実現してもセリエA屈指の2トップが完成するという算段だ。
【戦力総合評価:80点】コンテの“オーダーメイド”

コンテ新監督の招聘に合わせてチームの陣容も大幅に刷新。昨シーズンまでの看板だったイカルディ、ペリシッチらを放出し、ゴディン、バレッラ、ルカクという新たなセンターラインを構築して、スクデット争いへの本格参入とCLでの上位進出を狙う。2016年に中国の蘇寧グループが経営権を取得してから4年目にして、経営トップから監督、そしてチームの陣容まで、縦に一本筋が通った体制がようやく完成したという印象だ。コンテのサッカーは、後方から速いパスをリズム良くつないでのビルドアップ、ラスト30mの崩しともに、緻密なメカニズムによるパターンプレーが主体。自らの望む戦力を手に入れた指揮官が、それに合わせてどんなメカニズムを「オーダーメイド」するかが注目される。総合的な戦力はユヴェントスには及ばないものの、現状でもナポリと並んでそれを追うレベルにある。ここにサンチェスあるいはディバラが加わることになれば、最後までスクデットを争ってもおかしくない陣容が整うだろう。今週末の開幕戦だけでなく、残り10日を切った移籍市場の動向にも注目だ。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



