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■主な獲得・放出まとめ
【IN】
MFハーヴェイ・エリオット(16歳、イングランド)
←フラム、移籍金:非公開
DFセップ・ファン・デン・ベルフ(17歳、オランダ)
←ズウォレ、移籍金:190万ユーロ(約2億円)
GKアドリアン(32歳、スペイン)
←フリー
【OUT】
FWダニエル・スタリッジ(29歳、イングランド)
→フリー
FWダニー・イングス(26歳、イングランド)
→サウサンプトン、移籍金:2200万ユーロ(約27億円)
MFマルコ・グルイッチ(23歳、セルビア)
→ヘルタ、期限付き移籍(200万ユーロ)
DFアルベルト・モレノ
→ビジャレアル、フリー
◆基本フォーメーション:【4-3-3】

【補強総合評価:70点】獲得選手のほとんどが10代の若手、現有戦力に自信
Gettyクラブ歴代最高成績でのプレミアリーグ2位、そしてCL制覇というエポックメイキングなシーズンを終えた後の夏は、ユルゲン・クロップ監督が前々から「これまでのように資金を使うことはない」と発言していた通り、静かなオフとなっている。
8月6日時点で、新規獲得選手は、退団した控えGKシモン・ミニョレの後釜となる元ウェストハムのGKアドリアン、そして17歳のセップ・ファン・デン・ベルフと、16歳のハーヴェイ・エリオットのみ。ファン・デン・ベルフは“次代のフィルジル・ファン・ダイク”と目されるU-19オランダ代表センターバックで、エリオットは昨季フラムでプレミア史上最年少デビュー記録を更新(16歳60日)したウインガー。逸材だがいずれも将来に向けた先行投資だ。
クロップは、昨季の主力メンバーがそろって残っていること、また昨季は負傷でほぼ1年を棒に振ったアレックス・オクスレイド=チェンバレンの復活や、若手のライアン・ブリュースターの成長、ライアン・ケントやハリー・ウィルソンらのローンバックにより、今のメンバーで十分に戦えると自信を持っている。
ただ、それでも欲を言えば、稼働率が非常に高い3トップと両サイドバックのバックアップを務められる選手は欲しかったところ。できれば8月8日の移籍期限までにその不安を取り除いておきたい。
【GK・DF評価:S】レギュラー陣は超S級だが選手層に不安 ※各評価はC~Sの4段階
Getty昨季、プレミア1年目ながら不動の守護神に君臨したアリソン、PFA年間最優秀選手に輝いたファン・ダイクがリーダーシップを振るい、若手成長株のジョー・ゴメスと経験豊富なジョエル・マティップのいずれかがその相棒役を務める守備陣は、昨季プレミア最少失点を記録(22)。そろってリーグ年間ベストイレブンに選ばれたアンドリュー・ロバートソン、トレント・アレクサンダー=アーノルドの両サイドバックは、いずれも2桁アシストをマーク。攻守ともに抜群のクオリティーを誇るレギュラー陣は、間違いなくプレミアリーグ随一だ。
ただ、両サイドのバックアップ体制には一抹の不安が。右はナサニエル・クラインが負傷で長期離脱を強いられたためゴメスを回す以外に選択肢がなく、ロバートソン頼りの左も便利屋のジェイムズ・ミルナーをコンバートするしかない。プレシーズンで試した若手のキ・ヤナ・フーフェルやヤセル・ラルーチを抜擢する手もあるが、やや選手層は心許ない。
【MF評価:A】新戦力こそいないが、クオリティーはアップ
Getty Images新戦力こそいないが、プラスアルファの要素が多く、陣容の質は昨季よりも上がっていると考えていいだろう。第一に、2年目のファビーニョ、ナビ・ケイタの2選手が、今季は最初からチームのスタイルにフィットした状態でシーズンインできる。第二に、オクスレイド=チェンバレンの復活で使える駒が1つ増えた。「フィットネスさえ維持できれば我々にとって“新戦力”になる」とクロップが期待を寄せるオクスレイド=チェンバレンは、インサイドハーフとウイングを高いレベルで兼任し、力強いドリブルという選択肢を攻撃に加えてくれる。
また、プレシーズンマッチではアダム・ララーナをアンカーで試す新プランも見られた。レギュラーはジョルジニオ・ワイナルドゥム、ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョの3枚だが、ここにケイタ、ミルナー、ララーナ、チェンバレンをうまく絡めてターンオーバーを敷ければ、ゲーゲンプレッシング戦術の強度を年間通して維持できるはずだ。
【FW評価:S】世界最高峰の3トップは今季も健在
Getty昨季プレミア得点王に輝いた2大エース、モハメド・サラーとサディオ・マネのスピードと決定力、そしてそれらを最大限に引き出す唯一無二の“偽9番”ロベルト・フィルミーノが組む補完性抜群の3トップは、今や世界最高の呼び声が高く、今季もその破壊力を存分に発揮することだろう。
ただ、この“3本の矢”のいずれかを欠いた試合をどう切り抜けるかが、シーズンを通した課題になりそうだ。ジェルダン・シャキリ、ディヴォック・オリギ、さらに中盤とウイングを兼任するオクスレイド=チェンバレンはそれぞれ個性を持った実力者だが、どうしても連動性の部分でレギュラーの3トップがそろった場合と比べると迫力に見劣りがある。
サラー、マネ、フィルミーノは昨季から非常に稼働率が高く、この夏もそれぞれアフリカネーションズカップ、コパ・アメリカに参加したため疲労の度合いが心配で、長いシーズンを戦っていく中でケガがないとも限らない。そうしたシチュエーションで、サブ組の奮起が必要になってくる。
【戦力総合評価:90点】今季もシティの対抗馬一番手。戦いは総力戦に
Getty欧州王者として、またプレミア連覇中のマンチェスター・シティに対する最強の対抗馬として、新シーズンもリヴァプールにかかる期待は非常に大きい。実際、15名前後の“コアメンバー”のクオリティーで言えばシティにまったく見劣りせず、今季も間違いなくリーグ優勝を争うことになるだろう。
ただ、20名以上の“大枠”で見た場合の選手層で言えば、やはりまだシティに一日の長がある。シーズンの中で何かアクシデントが起こった場合、いかにうまく対応できるのか、クロップの手腕が問われることになるだろう。またハイレベルな優勝争いの中で、主力のケガや疲労、調子のバイオリズム低下などがあっても星を取りこぼさない勝負強さが求められる。
その意味でも、すでに実力を証明しているレギュラーメンバーが継続して力を発揮することはもちろん、バックアップ組や若手の奮起を含めた“総力戦”の出来が、悲願のリーグ制覇達成に向けたカギになりそうだ。
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2019-20シーズンのプレミアリーグもいよいよ開幕。
悲願のCL制覇を成し遂げた昨シーズンだが、プレミアリーグ制覇を勝ち点1差で逃した悔しさは忘れていない。クラブ・選手・サポーターすべてがモチベーションの高い今シーズンとなるだろう。
気になる開幕戦の放送予定は以下の記事からチェックできる。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



