オランダ2部のデン・ボス対エクセルシオールで起きた人種差別行為が波紋を広げている。
17日にデン・ボスの本拠地で行われたエクセルシールの一戦、アウェイチームの黒人選手、アフメド・メンデス・モレイラがホームサポーターからの人種差別チャントの被害に遭ったことを受け、28分に試合は中断。再開後、モレイラがゴールを挙げるなど、試合は3-3で終わっていた。
しかし、試合後のデン・ボスの声明が大きな波紋を呼ぶ。モレイラに向けて響き渡った“クロウ・サウンド(カラスの鳴き声)”を巡り、クラブは「“クロウ・サウンド”はハンス・クラーイJr.時代(1990年代)からのもの。オフサイドに掛かったすべての相手選手に対して行う“カラスのコンサート”だ。モレイラが被害を感じたというのなら申し訳ない。選手個人への差別的な意図はなかった」とあたかもエクセルシオールFWの“勘違い”であるかのような声明を発表した。
すると翌日、デン・ボスは「昨日の対応は完全に間違っていた。スタンドから人種差別行為があったことが発覚した。あのようなリアクションは完全なミスで、アフメド・メンデス・モレイラをはじめすべての人に謝罪したい。クラブは調査を進め、個人を特定して処分を下すことになる」と初期対応が誤りであったことを認めている。
24歳のオランダ人FWモレイラは、試合後に「ネグロ、綿花摘み」と罵られたことを告白。さらに「本当に腹が立ったし、とても悲しかった」と当時の心境を明かしていた。
現在、人種差別はフットボール界に闇を落とし続けている。イングランド代表の黒人選手がブルガリアで標的にされ、ブレシアのマリオ・バロテッリやシャフタール・ドネツクのタイソンは怒りのあまり、スタンドにボールを蹴り込む行為に出ていた。
最近、頻繁に発生する人種差別に対して、オランダ代表のメンフィス・デバイは『Twitter』で「何度も、何度もこのような光景を目にしてきたことにうんざりしている。いつになったら無くなるんだ?」と母国での出来事に怒りをあらわにしている。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です