オランダメディア『AD』は、エールディヴィジ開幕週の日本人選手の活躍に「オノ・ホンダ時代の復活」と賛辞を送った。
2日に開幕を迎えた2019-20シーズンのエールディヴィジ。今夏から新たにAZに菅原由勢、トゥウェンテに中村敬斗が加わり、フローニンゲンに所属する堂安律と板倉滉、PECズヴォレに所属する中山雄太とファン・ウェルメスケルケン際の計6選手がオランダ1部でプレーする。
中でも、3日にトゥエンテの中村は強豪PSV相手に先制点を奪い、翌4日にはAZの菅原もゴールを挙げてフォルトゥナ戦の快勝に貢献するなど大きな注目を集めた。これを受けて、オランダで活躍した「シンジ・オノやケイスケ・ホンダの時代が戻って来たようだ」と同メディアは伝えている。
「日本人選手を抱えるすべてのクラブがフェイエノールトでUEFAカップ優勝を成し遂げたシンジ・オノのような活躍を夢見ている。オノはマーケティング面でも多くをもたらし、彼のユニフォームはよく売れ、特番も用意された。その数年後、ケイスケ・ホンダがVVVにやって来て、ゆくゆくはチャンピオンズリーグに出場し、セリエAのACミランでもプレーした。他にもプレミアリーグのサウサンプトンで長年プレーするマヤ・ヨシダも在籍した」
また、同メディアは北欧からの選手たちが直接トップリーグに挑戦することが増え、日本をはじめとしたアジアに目が向けられていると言及。今後もこの傾向が続く可能性があると綴っている。
「現在、スカンディナヴィアの選手はオランダを経由することがなくなり、新たな人材発掘の場として日本が選ばれている。アジア人は従順で、フィジカルコンディションも良く、年々レベルが上がっている国からやって来る。もちろん、ハーフナー・マイクのようにオランダ人とのハーフでも馴染めないことがあるから適切なガイダンスはマストだ」
さらに「マーケティング面に関しても日本人は魅力的だ。実際に、スガワラが加入して以降、AZのツイッターのフォロワー数は飛躍的に伸びている」とビジネス面から見ても日本人を獲得する十分なメリットがあると強調している。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です





