明治安田生命J3リーグ第33節が1日に各地で行われた。
残り2試合の段階で、すでにJ2自動昇格を決めている首位・ギラヴァンツ北九州（勝ち点65）。その北九州を勝ち点5差で追う2位・藤枝MYFC（勝ち点60）は、ライセンスを保持しないために昇格こそできないものの、逆転優勝の可能性を残すなかでY.S.C.C.横浜と敵地・横浜市三ツ沢公園陸上競技場で対戦した。
前半早々の7分、YS横浜ボールのFKの流れからボックス内で秋本倫孝がファウルを犯したとしてPKの判定。キッカーの宮尾孝一に決められ、藤枝は早くも先制を許す。
さらに22分、河野諒祐の左サイドからの折り返しに進昂平が飛び込む。落ち着いて左足でボールを捉えてYS横浜が加点。続く32分にも右CKから進が押し込んでリードを3点に広げる。
後半に入るとボールを保持しつつ反撃しようとする藤枝だったが、一矢報いることはできず。完敗を喫し、優勝の望みは潰えている。
一方、本拠地・ミクニワールドスタジアム北九州にガイナーレ鳥取を迎えた北九州は、1-1で引き分けた。18分に鈴木国友の得点で先制されたが、後半開始早々に町野修斗が右足でネットを揺らして同点に。結局、逆転することができないまま終了の笛を迎えた北九州だったが、藤枝が勝ち点を積み上げられなかったことで、1試合を残してJ3制覇を成し遂げた。
また、J2自動昇格圏内浮上の可能性を残す3位・ザスパクサツ群馬（勝ち点57）は、正田醤油スタジアム群馬でいわてグルージャ盛岡と対戦。なかなか得点を奪うことができない群馬だったが、85分に佐藤祥のミドルシュートがバーに当たった跳ね返りを途中出場の髙澤優也が押し込み、1-0の勝利を飾った。この結果、群馬は2位に浮上し、最終節にJ2昇格の望みをつないでいる。
■試合結果
Y.S.C.C.横浜 3-0 藤枝MYFC
ギラヴァンツ北九州 1-1 ガイナーレ鳥取
ザスパクサツ群馬 1-0 いわてグルージャ盛岡
■順位
1．ギラヴァンツ北九州（66・25）★優勝が決定
2．ザスパクサツ群馬（60・24）
――J2自動昇格――
3．藤枝MYFC（60・10）
※カッコ内は勝ち点・得失点差
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
