空席となっていたウェールズ代表指揮官だが、同国代表のレジェンドであるライアン・ギグス氏の就任が決定した。ウェールズサッカー協会(FAW)が発表している。
1958年以来、初めてのメジャー大会となったEURO2016で、強豪国を次々に破りベスト4に進出したウェールズ。同大会で大きな自信を掴み、ロシア・ワールドカップ欧州予選に臨んだ。
しかし、グループDではセルビアやアイルランドの後塵を拝し3位に終わり、半年後に行われる世界最高峰の舞台に駒を進めることができず。予選終了後にクリス・コールマン監督が辞任し、指揮官の座は空席となっていた。
そして15日、FAWはギグス氏の就任を発表。現役引退後、マンチェスター・ユナイテッドでアシスタントコーチを務めていたが、2016-17シーズンにジョゼ・モウリーニョ監督が就任した際にクラブを離れていたレジェンドが、母国を率いることとなった。
ギグス氏は、「代表チームを率いるという栄誉を与えてくれたことを、誇りに感じている」とコメント。最初の目標は「UEFAネイションズ・リーグと、EURO2020予選の突破」とし、意気込みを語っている。
なお、2013-14シーズンに当時のデイビット・モイーズ監督が解任された後、数試合暫定監督として指揮を執ったギグス氏だが、正式に指揮官として就任するのは今回が初となる。
