チェルシーで通算100試合に到達したアントニオ・コンテ監督は、ジョゼ・モウリーニョ監督時代との比較は不公平だと語った。
19日に行われたバーンリー戦でチェルシー通算100試合に達したコンテ監督は、この試合に2-1で勝利して通算65勝目を挙げる。しかし今シーズン、口論を繰り広げた前任者であり宿敵のモウリーニョ監督は、チェルシーでの最初の100試合で72勝を挙げ、イタリア人指揮官よりも高い勝率を叩き出していた。
先日のバーンリー戦前の会見で躍進する敵将シェーン・ダイク監督に対して「残留争いは優勝争いよりも簡単」と発するなど苛立ちを隠し切れない発言が続くコンテ監督は宿敵モウリーニョ監督の成績を引き合いに出されて不満のようだ。
「今シーズンはもっとマシな成績を残せただろうが、これでも十分に良い成績だ。モウリーニョは72勝だって? モウリーニョの最初の100試合はずいぶんも前だったことを忘れてはいけない。今の時代にチェルシーでこれだけの結果を出せることは簡単ではないが、もっと良い成績で終われた可能性があった。それに今と以前では時代が全く違う」
「私は7位だったユヴェントスを優勝に導いた。この状況からタイトルを獲得できたのは非常に大きな功績だ。昨シーズンも10位だったチームを優勝に導いた。これも非常に大きな功績で、簡単な功績ではない。多くのタイトルを勝ち取ってきた昔のチェルシーと比較するのなら時代背景を考えなければならない」
今シーズンは5位と低調な成績のチェルシーは、獲得できる唯一のタイトル、FAカップ制覇を目指して22日に準決勝でサウサンプトンと対戦する。


