自由を得た高木俊幸の新たな挑戦…浦和との決定的な違いとは?【J1注目選手:セレッソ大阪】

コメント()
©Getty Images
2018明治安田生命J1リーグが2月23日に開幕する。今季、浦和レッズから完全移籍で加入したFW高木俊幸が、早速結果を残した。高木が語る浦和との違い、プレースタイルの変化とは?

■FUJI XEROX SUPER CUPで得た確かな手応え

今季、浦和レッズからセレッソ大阪に完全移籍で加入したFW高木俊幸が早速存在感を見せている。

2月10日に行われたFUJI XEROX SUPER CUPでC大阪は川崎フロンターレと対戦。2-1のリードで迎えた64分に投入された高木は、同じく新加入の韓国人ストライカー、ヤン・ドンヒョンのスルーパスに抜け出し、GKとの一対一を落ち着いて逆サイドに決めた。昨季まで浦和に所属し、プレーし慣れた埼玉スタジアム2002で好スタートを切ってみせた。

「理想の形でスタートできたと思います」と試合後に声を弾ませた高木は、ゴール後、背番号を指で指し示すパフォーマンス。「なんとなく点を取ったらあのパフォーマンスをやろうと考えていました(笑)。サポーターに覚えてもらう、という意味です。もちろん、移籍してきたので知ってくれてはいたと思いますけど、より印象付けるためにやらせてもらいました」と照れ笑いを浮かべた。

ピッチに入る直前、尹晶煥監督からは「点を取ってこい」と送り出された。「自分自身、やっぱり自分の良さを出して自分を知ってもらうためには、結果を出すことが大事だと思っていました。早いうちに結果を出して、自分自身を認めてもらうことを心掛けていました」と自身も何よりゴールを待望していた。

得点の形については「一瞬のひらめきというか、スペースがあるなと思ったし、うまくそこに走り込むことができました。パスの強さも最高だったので、思い切って振り抜くだけでした。(ヤン・ドンヒョンからのパスに関しては)ああいうスルーパスは少し意外でしたけど、ああいうプレーもできることは練習から感じていました」と振り返った。

記者から「セレッソでの最初の試合が、昨年までのホームスタジアムでした。少し不思議な気持ちもあったのでは?」という質問が投げかけられると、柔らかな笑みを浮かべた後、「泊っているホテルからスタジアムまで移動してくる道や、スタジアムの雰囲気だったり、そういったすべてが、レッズにいた3年間で多くの時間を過ごした場所なので、何か縁があったのかなと思います」と感慨を滲ませた。

2018-02-22-takagi02.jpg

■C大阪で求められる役割は?

その浦和では、2016年のJリーグYBCルヴァンカップ優勝や、昨季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝にも貢献したが、「自分自身は思うように出場できず、結果を出し切れなかった。浦和レッズもすごくいいクラブでしたし、ああいうクラブで試合に出るために競うことは素晴らしい経験でしたけど、環境を変えて新たなチャレンジがしたいという気持ちが強かったです。セレッソ大阪というクラブの魅力に引き込まれたという部分もあります」とC大阪への移籍を決意した理由を明かす。

C大阪というチームの中で、自身に求められていることも理解している。「自分はゴールに向かって仕掛けていく姿勢がウリ。『(今の)セレッソにはあまりいないタイプ』だと(強化部に)言っていただけたので、そういった部分で、新しい流れをチームに生み出せたらいいかなと思っています」と自らに期待されるプレーをしっかりと表現する。

もっとも、そこに過度な意気込みはない。「周りにはうまい選手も多いので、自分が気を遣わなくても合わせてくれる。自分の特長もすぐに理解してくれたし、自分は自分のできることをしっかりやって、結果を出すだけだと思います」と泰然自若の構えだ。

チームの戦い方や陣形に関しては、タイでの1次キャンプ、宮崎での2次キャンプを通じて理解を深めてきた。「(尹晶煥監督は)結構シンプルな考え方だと思う」と述べ、「もちろん、ハードワークすることは強く求められるし、戦う部分や強さは、自分はもっと身に付けていかないといけない部分だけど、(守備などで)やることをやれば、(攻撃では)自分のアイディアでやっていいという感じ。特に規制がなく伸び伸びできるサッカーだと思います」とある程度の自由が許される環境にあることを明かす。

一方で「浦和では、攻撃でも組織的な動きが求められたけど、ここは個々のタイミングで動き出して、引き出すことも自由。僕は個人のプレーを重視するタイプなので、そういった意味では、余計なことを考えなくていいのでやり易いですね」という話をキャンプ中に何度もしていた。

高木と同じく左サイドに入ることが多い清武弘嗣が開幕前に負傷。攻撃的な左サイドMFは「ずっとやってきたところで、一番結果を出しているポジション。自分としては一番やりがいがある」と語っており、清武の離脱により高木の出場機会は増えることが予想される。

「チームとしても、求められるのは去年以上の成績だと思うので、そこにどれだけ自分が試合に出て貢献できるか。結果が求められるポジションだからこそ、サポーターの皆さんの期待に応えたい」

新たな挑戦をスタートを切り、公式戦初戦で早速結果を残した高木。まずは、コンスタントに結果を残し、信頼を勝ち取ることこそがチームで定位置をつかむ最大のファクターとなるだろう。

写真・文=小田尚史

▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】
2018シーズン Jリーグの試合日程・放送予定まとめ
2018シーズンのJリーグをテレビの大画面で楽しむ方法とは?
開幕直前!DAZNでJリーグを視聴する方法を紹介/2018シーズン明治安田生命Jリーグ
徹底解説!Jリーグを視聴する方法を紹介/2018シーズン 明治安田生命Jリーグ
2018シーズンJリーグの大会概要まとめ-賞金やACL出場権、降格・昇格条件など
Jリーグのチケット購入方法とは?2018シーズン Jリーグのチケット情報まとめ

閉じる