群馬県代表チーム:前橋育英(私立/5年連続22回目)
古くは山口素弘や松田直樹といった日本代表選手を輩出。最近でもセレッソ大阪MF田中亜土夢や浦和レッズMF青木拓矢、ジェフユナイテッド千葉MF小島秀仁、清水エスパルスMF六平光成、ガンバ大阪DF松田陸ほか、数多くのJリーガーを輩出している名門校だ。
初戦は2回戦で、宇和島東(愛媛県代表)と対戦。1月2日、浦和駒場スタジアムで14時10分にキックオフを迎える。
群馬県大会の勝ち上がり
前橋育英は、決勝トーナメントの2回戦から出場。前橋に8-1で勝利を収める。準々決勝の高崎商戦は3-0、準決勝・健大高崎戦は2-0と、順当に勝ち進める。決勝の対戦相手は、選手権2回出場の桐生第一。後半に先制されるなど、苦しい展開となるが、3年のFW室井彗佑がPKを含む2得点を挙げ、2-1で逆転勝利を収めた。
前橋育英の注目選手
FW榎本樹(3年)
2018年のインターハイでは得点王になるなど、注目のセンターフォワード。U-18日本代表にも選出されたほか、松本山雅FCへの加入が内定している。
MF秋山裕紀(3年)
アルビレックス新潟への加入が内定。新潟は公式サイトで「攻撃でリズムをつくり、決定的なパスでチャンスを演出するボランチ。高精度のプレースキックも兼ね備える」と紹介している。
高校サッカー選手権:群馬県代表 過去3年の成績
第94回(2015年度)
前回大会準優勝の前橋育英は、2回戦から登場。ガンバ大阪への内定者2名を擁する大津(熊本県代表)と対戦し、3-2で接戦を制する。3回戦は、帝京三高(山梨県代表)に3-1で勝利。準々決勝は國學院久我山(東京A代表)と対戦。0-1で敗れた。國學院久我山は、この大会で準優勝を収めている。
第95回(2016年度)
前橋育英は、1回戦で明徳義塾(高知県代表)と対戦。3-0で快勝を収める。2回戦は優勝候補の市立船橋(千葉県代表)とスコアレスドロー。PK方式の結果、5-3で3回戦に進む。3回戦は、遠野(岩手県代表)に1-0で勝利。準々決勝では、やはり優勝候補の滝川第二(兵庫県代表)を2-0と下す。準決勝は、栃木県代表の佐野日大に1-0。無失点で決勝まで進む。しかし、決勝では青森山田(青森県代表)に5失点。0-5で敗れ、準優勝に終わった。第96回(2016年度)
2回戦から登場の前橋育英は、初芝橋本(和歌山県代表)に5-0と圧勝。3回戦は後半アディショナルタイムのゴールで、富山第一(富山県代表)に1-0と勝利を収める。準々決勝は米子北(鳥取県代表)に3-0で勝利。準決勝の上田西(長野県代表)戦で初失点を喫するも、6-1と大勝を収める。決勝は、流通経済大柏(千葉県代表)との頂上対決。0-0で迎えた後半アディショナルタイム、当時2年のFW榎本がゴールを決め、1-0で勝利を収めた。前橋育英は、これが初優勝となる。5年連続で“冬の選手権”出場を決めた前橋育英。独特な雰囲気に包まれる大会で、部員の多くが大会を経験していることは、大きなアドバンテージとなりそうだ。前橋育英は連覇で、平成最後の大会を締めくくれるのか。前橋育英が優勝候補の一角であることは間違いない。
