福岡県代表チーム:東福岡(私立/6年連続20回目)
ギラヴァンツ北九州MF本山雅志やモンテディオ山形DF坂井達弥、ガラタサライDF長友佑都など、日本代表で活躍した選手ほか、多くのJリーガーを輩出している名門校。ラグビーの強豪校としても知られる。
1回戦はNACK5スタジアム大宮で、浦和南(埼玉県代表)と対戦。12月31日12時05分にキックオフを迎える。
福岡県大会の勝ち上がり
東福岡は初戦、飯塚相手にスコアレスドロー。PK戦スコア2-0で勝ち上がると、準々決勝は高稜に2-1で勝利。準決勝・東海大福岡戦は3-2、決勝・筑陽学園戦は延長の末に2-1と、接戦を制して出場権を獲得した。
東福岡高校の注目選手
DF中村拓海(3年)
FC東京に加入することが内定。FC東京は公式サイトで「タイミングの良いオーバーラップと、正確かつ多彩なクロスでチャンスを演出する攻撃的サイドバック。90分間アップダウンを繰り返す豊富な運動量や、サイドバックだけでなくボランチもこなすことができるユーティリティさも魅力」と紹介している。
MF荒木遼太郎(2年)
AFC U-16選手権マレーシア2018の日本代表メンバー。5試合に出場して2得点を挙げるなど、日本代表の優勝に貢献した。2列目で攻撃のリンクマンとなる。
高校サッカー選手権:福岡県代表 過去3年の成績
第94回(2015年度)
東福岡は、1回戦で遠野(岩手県代表)と対戦。3-0で勝利を収める。2回戦は、3年のFW餅山大輝がハットトリックを達成。3-1で新潟明訓(新潟県代表)に勝利を収める。3回戦は、強豪・市立船橋とスコアレスドロー。PK方式により、4-3で勝ち抜ける。準々決勝は駒澤大高(東京B代表)に1-0で勝利。準決勝は星稜(石川県代表)を2-0で下す。決勝は國學院久我山(東京A代表)に5-0と圧勝。大会を通じて1失点と固い守備をベースに、3回目の優勝を成し遂げた。
第95回(2016年度)
現鹿島アントラーズDF小田逸稀、現ジュビロ磐田MF藤川虎太朗、現ガンバ大阪MF髙江麗央といったJリーグ内定者を擁した東福岡は、東邦(愛知県代表)を1-0で破り、初戦突破。3回戦は鹿児島城西(鹿児島県代表)に3-0と勝利を収める。準々決勝は、東福岡と同じくラグビーの強豪で知られる東海大仰星と対戦。東福岡は0-1で敗れた。
第96回(2016年度)
現ガンバ大阪MF福田湧矢や現ファジアーノ岡山DF阿部海大らを擁した東福岡は、1回戦で尚志(福島県代表)に3-0で勝利を収める。2回戦・富山第一(富山県代表)戦は0-0で迎えた後半アディショナルタイムに失点。0-1の黒星で、2回戦で大会を去った。
Jリーグ内定選手を擁し、常に優勝候補に挙げられる東福岡。1回戦の相手・浦和南は夏のインターハイで3-0と完勝を収めた相手だが、会場はアウェイということもあり、油断はできない。実力を示し、3年ぶりの4回目の優勝となるのか、注目だ。
