高校サッカー選手権大会

【第97回】全国高校サッカー選手権 熊本|出場チーム、注目選手まとめ

熊本県代表チーム:大津(県立/3年ぶり17回目)

公立高校ながら、サッカーやバスケットボールなどで華々しい成績を残している。OBには、2006FIFAワールドカップ・ドイツの日本代表に選ばれたGK土肥洋一やFW巻誠一郎、最近では川崎フロンターレのMF谷口彰悟やDF車屋紳太郎、ベルギーでプレーするMF豊川雄太、DF植田直通らがOBに名を連ねる。

1回戦は優勝候補の桐光学園(神奈川県代表)と対戦。12月31日、ニッパツ三ツ沢球技場にて12時05分キックオフ。

熊本県大会の勝ち上がり

4回戦から登場の大津は、13-0で翔陽を下す。準々決勝の鹿本戦は6-1で勝利。準決勝は、選手権2回出場の熊本国府と対戦し、2-1で勝利を収める。決勝は、選手権4回出場のルーテル学院と対戦。オウンゴールで失点を喫するも、セットプレーから逆転に成功し、2-1で3大会ぶりの選手権出場を果たした。

大津高校の注目選手

DF福島隼斗(3年)

湘南ベルマーレへの加入が内定。湘南は公式サイトで「DFながら攻守にわたって優れた状況判断による存在感があり、守備ではカバーリングと対人の強さ、攻撃では正確なフィードで攻撃の起点に持ち味がある」と紹介している。

DF吉村仁志(3年)

2018年にU-18日本代表に選出されたセンターバック。福島とのコンビネーションで、鉄壁の守備を構築する。

高校サッカー選手権:熊本県代表 過去3年の成績

第94回(2015年度)

現ガンバ大阪のFW一美和成とDF野田裕喜を擁する大津は、3大会ぶりの出場を果たす。初戦となる2回戦で、前橋育英(群馬県代表)と対戦。先制された大津は、一美のゴールで1-1として前半終了する。1点ずつを加えて迎えた後半アディショナルタイムに失点。2-3で初戦敗退となった。

第95回(2016年度)

ルーテル学院が5大会ぶりの出場を果たす。1回戦で尚志(福島県代表)と対戦。先制された後、逆転に成功するなど、2-1で前半を終了。しかし、後半に3失点を喫して2-4で敗れた。

第96回(2016年度)

東海大熊本星翔が初出場。1回戦で富山第一(富山県代表)と対戦。26分に先制されると、1点を守り切られて0-1で敗退となった。

Jリーグへの加入が内定した選手を擁し、優勝候補に挙げられた大会でも、いきなり強豪校と対戦して初戦敗退。やや運にも見放されている印象がある。今回も1回戦で、優勝候補の桐光学園と対戦。強豪校を打ち破り、第92回(2013年度)の熊本国府以来となる初戦突破を図りたい。

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