埼玉県代表チーム:浦和南(市立/17年ぶり12回目)
第48回(1969年度)、第54回(1975年度)、第55回(1976年度)と3回の優勝を誇る古豪。アニメ『赤き血のイレブン』のモデルとなったことでも知られる。OBには、日本サッカー協会の田嶋幸三会長や、日本代表として活躍した水沼貴史、日本代表でコーチを務めた大熊清といった、そうそうたる名前が並ぶ。
1回戦はNACK5スタジアム大宮で、東福岡(福岡県代表)と対戦。12月31日12時05分にキックオフを迎える。
埼玉県大会の勝ち上がり
埼玉県大会は1次予選1回戦から勝ち上がる場合、9回の勝利が必要となる。3回戦から出場の浦和南は、聖望学園に1-0で勝利。準々決勝で武南に1-0、準決勝は延長戦の末、成徳深谷に1-0で勝利を収める。
決勝の相手は、前回大会出場でインターハイ・ベスト4の昌平。後半に先制される苦しい展開となったが、MF大坂悠力のPKで追いつくと、セットプレーの流れからDF庄司千暁がゴール。2-1で勝利を収めた。
浦和南の注目選手
MF大坂悠力(3年)
インサイドハーフとして攻撃のリンクマンを務める。攻撃のカギを握る。
MF鹿又耕作(3年)
17年ぶりの全国出場を果たしたチームを引っ張る主将。中盤の底で相手のチャンスの芽を摘む献身的な守備が特徴。

高校サッカー選手権:埼玉県代表 過去3年の成績
第94回(2015年度)
正智深谷が3大会ぶり2回目の出場。2回戦から登場して明徳義塾(高知県代表)と対戦したが、0-1で敗れた。
第95回(2016年度)
正智深谷が2大会連続で出場。1回戦で立正大淞南(島根県代表)と対戦すると、先制されながらも2-1と逆転勝利を収める。正智深谷は、これが初の初戦突破。2回戦の関東第一(東京B代表)戦も、数的不利ながら2-1と逆転に成功する。3回戦は、創造学園高(長野県代表)に3-0と快勝。準々決勝は、この大会で優勝した青森山田(青森県代表)に1-3で敗れた。
第96回(2016年度)
現大宮アルディージャFW佐相壱明擁する昌平が、3大会ぶり2回目の出場。1回戦は広島皆実(広島県代表)と対戦して1-1で試合終了。PK方式の結果、4-3で2回戦に進出する。2回戦は、神村学園(鹿児島県代表)と対戦。現清水エスパルスFW高橋大悟にゴールを決められ、0-1で敗れた。
古豪と呼ばれる浦和南だが、今夏はインターハイに出場。2回戦に進出している。その時の対戦相手は、くしくも東福岡で、浦和南は攻撃の形を作ることすらできず、0-3で完敗を喫している。浦和南は果たして、優勝候補の東福岡を相手に、インターハイのリベンジ達成となるか。
