現地時間26日に行われた、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループ第5節、トッテナムvsオリンピアコスは4-2でホームのトッテナムが勝利を収めた。トッテナムはホーム戦ながらオリンピアコスに2失点を許し、ここからトッテナムが4ゴールを叩き込んで4-2の大逆転勝利を飾った。
この試合で大きく注目を集めたのは、50分に決まったハリー・ケインの同点弾をお膳立てしたボールボーイの存在だ。オリンピアコスDFがタッチライン外へとクリアすると、裏のスペースを狙って、ルーカス・モウラがフリーラン。トッテナムのボールボーイはその動きを察知してセルジュ・オーリエとボールを素早く送り、オーリエはクイックスローでそのままルーカスへとスローイン。サイドをえぐったルーカスはグラウンダーのクロスを中に入れ、ケインがダイレクトで合わせて同点ゴールが決まった。このプレーを演出したボールボーイにはこの直後、指揮官ジョゼ・モウリーニョが歩み寄り、握手とハグをするシーンもとらえられている。
このボールボーイには称賛の声が集まっており、トッテナムの公式メディアはこの少年のインタビューを公式メディアで掲載。素早い対応で好機を演出した15歳、カラム・ハインズ君は「自分の仕事をしただけで、何が起こったのか自分でも信じられなかった」とその時のことを振り返っている。
「実はあの後、決まったゴールの瞬間も見ていなかったんです。転がっていたボールを拾いにいくため、走っていました」
「スタンドから大歓声がしたので“何があったんだ?”と思って振り向くと、ケインがゴールを喜んでいたんです」
「スタジアムのビジョンに映されたリプレイを見て、すぐに何があったのかを察しました。その直後にモウリーニョ監督が僕のところにやってきて、僕のことを称えてくれたんです。本当に素晴らしい瞬間だった」
カラム君は「本当に素晴らしい一日で、僕にとって人生最良の日になった。スパーズのことが昔からずっとずっと大好きで、忘れられない瞬間になりました」と、愛するトッテナムの逆転勝利に貢献できたことの喜びを口にした。
その一方で宿題に追われる少年の一面も持ち「家に帰る途中、車の中で照明を照らして数学の課題をやっていました」と試合後の一幕も明かしている。
また、カラム君の母親ケリーさんも「私たちもスタジアムにいたんです。モウリーニョ監督がカラムのところに行ってハグをした瞬間から、私達の携帯電話が急に鳴り止まなくなったんです」と、愛息カラムの“アシスト”が予想以上の反響だったと驚いている。
「カラムは本当に喜んでいたし、トップチームのために貢献できたことを嬉しく思っているみたい。息子はタッチライン際でフットボールについてあらゆることを学び、自分の知識やスキルを身に着けていきたいと頑張っているの。そんなカラムのことを私は誇りに思うわ」
また、モウリーニョもカラム君の仕事ぶりを称賛しており「私は彼のことが大好きだ。とてもクレバーなボールボーイがいたからこそ、あのゴールは生まれた。私も10歳から15、16歳ぐらいまでボールボーイとして、トップリーグのフットボールを間近に見ることで学んでいたからね」と自らのエピソードを交えて語っている。
トッテナムのゴールをピッチサイドから演出したカラム・ハインズ君。まだ15歳という年齢で、思わぬ形で脚光を浴びることになったが、近い将来スパーズのトップチームでプレーする日がやってくるかもしれない。
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